2024年の読書
まず、月間。12月は、24冊。月間数更新です。
2024年は、128冊。
年間最多タイ記録です。
開始二年目の2008年に128冊を記録して以来、16年ぶりの記録となります。
今年は3月からの集計なので、1・2月があったら
これまでの記録を超えていたことは間違えありませんが、
来年に期待しましょう。
とにもかくにも、復活の2024年。
来年2025年、さらなる飛躍を求めて、がんばります。
まず、月間。12月は、24冊。月間数更新です。
2024年は、128冊。
年間最多タイ記録です。
開始二年目の2008年に128冊を記録して以来、16年ぶりの記録となります。
今年は3月からの集計なので、1・2月があったら
これまでの記録を超えていたことは間違えありませんが、
来年に期待しましょう。
とにもかくにも、復活の2024年。
来年2025年、さらなる飛躍を求めて、がんばります。
鬼頭宏 『図説 人口で見る日本史』
日本の人口がどのように推移してきて、
未来にはどうなるのかという、日本史を通して先を考える一冊。
イメージだけではなく、最新の統計学による人口推定、
とてもためになる一冊。
三宅和朗編 『古代の暮らしと祈り』 環境の日本史2
ちょっとお堅い歴史書籍。
歴史研究も進展していて、これまでの説が更新されていたり、
従来の定説が、もう古い説になっていたりします。
定期的に、現在の最新の説を知る必要があり、手に取りました。
佐藤信編 『テーマで学ぶ日本古代史 社会・史料編』
平安時代、大河ドラマでも取り上げられる注目の時代ですが、
貴族の暮らしは何となく想像がつくものの、
庶民、農民の暮らしというのがどういうものなのか、いまひとつわかりません。
そんな疑問に答えてくれる一冊。
東野圭吾 『どちらかが彼女を殺した』
加賀恭一郎シリーズ、順不同で読んでおります。
図書館の、借りている人がいる都合上、致し方なし。
待っていると、いつになるのかわかりませんので。
殺したのは別れた男か、奪った女か
究極の「推理」小説。
自殺の偽装を施され、最愛の妹は殺された。
警察官である兄が、独自に犯人に迫る。
犯人は妹の親友か、かつての恋人か。
本格ミステリー、というのでしょうか。
読ませる力に、引きずり込まれました。
坂上康俊 『律令国家の転換と「日本」』
日本史の本を手に取りました。
華やかな貴族の世界が、物語などで描かれることが多いですが、
庶民・農民の当時の暮らしに興味があります。
そういった記録って、ほとんどないのが実情なんです。
高橋順子 『夫・車谷長吉』
私小説家、車谷長吉氏の妻で、詩人の高橋順子氏の回想。
破天荒ながら、繊細な車谷氏と、それを支える妻の日記風作品。
氏の作品を読むのに、このような生活背景を知ることは貴重です。
また、奥様に書いたラブレター、絵手紙のイラストと独特の書体が、
その人となりを表していました。
梯久美子 『原民喜』
戦中・戦後の作家、原民喜の評伝。
広島の家族、結婚、妻との死別、そして被爆。
戦後の混乱の中、『夏の花』がどのように書かれ
原民喜がどのように生きたのかがよくわかる一冊。
『夏の花』も、読み直してみたくなりました。
東野圭吾 『卒業』
加賀恭一郎シリーズ、第一作とのこと。
7人の大学4年生の秋、就職・恋愛に忙しい時期。
その一人、祥子が自室で死んだ。部屋は密室、自殺か他殺か。
加賀恭一郎は、祥子が残した日記を手掛りに謎の追求を開始。
そして、第2の殺人事件が起こる。
茶道の作法の中に秘められた殺人ゲームの真相とは。
久しぶりの、正統派ミステリーという感じ。
全然関係ありませんが、栗本薫の『ぼくらの時代』を、
読み直したいな、と思いました。
シリーズで、恭一郎はその後、刑事となって登場する模様。
読んでみたいと思います。
誉田哲也 『オムニバス』
姫川玲子シリーズ、班の面々の素顔が垣間見える短編集。
様々な事件の合間に、大きな事件が来る、といった日常、
また、刑事という職業の地味な面がわかる一冊。
楽しく読むことができました。
誉田哲也 『ノーマンズランド』
若い女性の殺人事件捜査本部。
しかし、玲子たちの捜査は、すぐに行き詰まってしまう。
有力な被疑者がすでに別の所轄に逮捕されてしまい、
玲子は、あらゆる手段で事件の全体像を探りはじめる。
やがて、見えてくる、絶望的な捜索を続ける、孤独な背中・・・
新しいキャラクターも登場し、物語は加速していきます。
長谷川伸 『股旅新八景』 長谷川伸傑作選
縞の合羽に三度笠、軒下三寸借り受けての仁義旅-。
渡世人の意地と哀歓を描く股旅小説集。
江戸の気風が、わかりやすく描かれています。
長谷川伸 『瞼の母』 長谷川伸傑作選
短編集。9編収録。
表題作「瞼の母」をはじめ、代表作、「沓掛時次郎」 などを収録。
個人的には、「一本刀土俵入」が奥深さを感じました。
長谷川伸氏は、池波正太郎氏の師匠で、読んでみたいと思っておりました。
やっと、手に取りました。
誉田哲也 『ノワール』
新宿署の東弘樹警部補は、突然の指示で「左翼の親玉」を取調べる。
その直後、覆面集団による滅多刺し事件が起こり、ジャーナリストが殺された。
被害者は歌舞伎町セブンに深くかかわりがあり、
東とセブンはそれぞれに事件を追う。
『ルージュ』が姫川玲子シリーズ、『ノワール』がジウ・歌舞伎町セブンシリーズで、
二つのシリーズがクロスする作品。
作中で、それぞれの視点から、それぞれの心理描写で、
同一の場面が語られる部分がいくつかあり、なかなか楽しめる一冊。
誉田哲也 『ルージュ』
世田谷区祖で起きた母子三人惨殺事件。
被害者は地下アイドル、世間の大きな注目を集めていた。
捜査は遺体を徹底的に損壊した残虐な犯行で暗礁に乗り上げる。
やがて未解決の二十八年前の一家四人殺人事件との接点がみつかり、
共通する手口と米軍関係者の影を追う、姫川班の活躍。
『ルージュ』が姫川玲子シリーズ、『ノワール』がジウ・歌舞伎町セブンシリーズと、
二つのシリーズがクロスする作品。
誉田哲也 『インデックス』
久しぶりに手に取る、姫川玲子シリーズ。
『ブルーマーダー』後、捜査一課から所轄へ戻され、
復帰するまでを描く、連作短編集。
新たなシリーズの開幕を予感させる一冊。
誉田哲也氏は久しぶりに手に取りましたが、
テンポに引き込まれて、あっという間に読了。
ジョルジュ・シムノン 『メグレ罠を張る』
女性を狙った連続殺人事件が発生し、
メグレは女性警察官を動員して罠を張る。
少ない手がかりから、犯人を逮捕する一連の手腕は、
なかなか、しっかりしたミステリーでした。
シムノンファンが多いのも納得できる一冊。
ジョルジュ・シムノン 『13の秘密』
短編小説集。
素人探偵ジョゼフ・ルヴォルニュが新聞記事をもとに
十三の犯罪を解決する、安楽椅子探偵もの。
後半はメグレシリーズの中編、「第1号水門」。
こちらのほうが表題の「13の秘密」よりも、長いお話しでした。
ジョルジュ・シムノン 『猫』
熟年の再婚同士の夫婦、
夫が連れてきた猫を起点とした諍いにより、
一つ屋根の下で暮らしながら、数年間、
会話もない二人。
心理サスペンス、というジャンルでしょうか。
読ませる力量に、引き込まれました。
ジョルジュ・シムノン 『仕立て屋の恋』
殺人事件の容疑者として仕立て屋の中年イール氏が浮上する。
几帳面で人嫌いなイール氏には性犯罪の前科があり、
向かいの若い娘、アリスの部屋を自室からのぞき見する孤独な中年。
一方、アリスには、エミールという恋人がいた。
殺人事件があった夜、エミールがアリスの部屋にやって来たのを目撃したイール氏、
エミールが犯人で、アリスが事件の隠蔽にも協力していたことも知っていた。
その後、アリスは事件の隠ぺいのためにイール氏に近づき、
彼女に翻弄されるイール氏の悲劇を描いたサスペンス。
映画化もされている作品です。
派手ではありませんが、しっとりとしたサスペンス。
深町秋生 『ファズイーター』
「組織犯罪対策課 八神瑛子」シリーズ、最新第五作。
警視庁上野署の署員がナイフを持った男に襲われ、
品川では元警官が銃弾に倒れた。
一方、指定暴力団の印旛会も幹部の事故死や失踪が続き、
八神瑛子は傘下の千波組の関与を疑う。
千波組は数ヶ月前から、ご法度のはずの薬物密売に手を出し、
なりふり構わない荒稼ぎをはじめた。
真相に近づいていく八神、しかし、彼女自身が何者かに急襲される。
血みどろのやくざの闘争と警察組織を描くノワール作品。
スピード感が、読んでいて心地よいです。
佐木隆三 『捜査検事片桐葉子』
捜査検事、片桐葉子を主人公とする短編集。
相手は、アダルトビデオ出演の女子高生、心中事件の片割れ文学青年、
子分を監禁した暴力団組長、ピンクサロンの客引きギリシャ人、
醜男でセックスの強い常習窃盗犯、自称映画プロデューサーの結婚詐欺師。
美貌の女性検事の鋭く、しかし、優しい活躍を描きます。
大犯罪ではなく、人間の内面を考えさせる事件を、
片桐葉子の目を通して丁寧に描く作品。
2024年11月の読書、17冊。
これにより、2024年間、100冊を超えました(104冊)。
実に、10年ぶり以上となります。
この調子で、あと一ヶ月。
読書の再開、100冊越えなど、
いろいろ、復活の2024年です。
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