伊坂幸太郎 『バイバイ・ブラックバード』

伊坂幸太郎 『バイバイ・ブラックバード』
太宰治の『グッドバイ』に触発されて書いた一作。
各地へ別れ話しに出かける珍道中。
旅の道連れとの掛け合いが、たまりません。
ファンだなあ・・・

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伊坂幸太郎 『あるキング』

伊坂幸太郎 『あるキング』
伊坂幸太郎氏の文庫最新作。
野球選手になるべく育てられた少年を描く、
不思議な物語。
寓意に満ちた物語。
作者の手がけるテーマの野球選手版、
みたいな位置付けでしょうか。

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伊坂幸太郎 『モダンタイムス』

伊坂幸太郎 『モダンタイムス』

文庫版、上下二冊。

出たときから気になっていたのですが、

文庫になるのを待って、読みました。

『魔王』の続編、とも言うべき作品。

あっという間に読み終わる、手に汗握るお話。

恐妻家の主人公と、妻のやりとりがたまりません。

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伊坂幸太郎 『ゴールデンスランバー』

伊坂幸太郎 『ゴールデンスランバー』

さて、久しぶりの伊坂氏の作品。

とはいえ、読むたびにその世界観とテンポに引き込まれていく、

スピード感のある作品。

首相暗殺犯に仕立て上げられた男の逃走を描きます。

手に汗握る展開の連続に、

その昔、テレビでドリフを見ながら、聴こえるわけないけど、

「しむら、うしろー!」って言っていた自分を、思い出します。

タイトルは、ビートルズの曲名。

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伊坂幸太郎 『砂漠』

伊坂幸太郎 『砂漠』

ばたばたしており、携帯から更新。

仙台の大学に入った男女の、青春群像。

四年間を四季にのせて、描き出します。

個性的な面々が、それぞれに

砂漠に雪を降らせるために、

がんばる姿がたまりません。

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伊坂幸太郎 『フィッシュストーリー』

伊坂幸太郎 『フィッシュストーリー』

携帯から更新。

久しぶりの伊坂氏の短編集。

時空を越えたお話は、非常に面白いです。

各話の感想はまた後日、あらためて。

 

「動物園のエンジン」、「サクリファイス」、

「フィッシュストーリー」、「ポテチ」、

どれも粒ぞろいの作品群。

なかでも、表題作「フィッシュストーリー」は、

三十数年前、二十数年前、現在、十年後をつなぐ、

なんとも不思議な物語。

それぞれに、独立しながら繋がっている、

不思議な、伊坂幸太郎ワールド、全開です。

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伊坂幸太郎 「終末のフール」

伊坂幸太郎 「終末のフール」

さて、久々に、伊坂幸太郎氏の作品。

文庫になるのが待ちきれない作家さんの一人です。

8年後に、地球に小惑星が衝突し、

世界が終わることがわかっている世界。

それから5年後の、混乱がなぜか収まりつつある時期の

仙台北部の団地の人々を、連作短編で描きます。

 

世界が終わる、というテーマはいろいろありますが、

全体的に星新一っぽいテイストを感じたのと、

ちょっとテーマはズレますが、レイ・ブラッドベリの

「火星年代記」を思い出したのは、自分だけでしょうか…

とはいえ、「年代記」のほうも●十年前に読んだので…

音楽的には、デビッド・ボウイの「Five Years」、

こちらも、世界があと5年で終わることを、歌い上げます。

 

いずれにしろ、面白くて止まらなくなる一冊でした。

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伊坂幸太郎他 「I LOVE YOU」

携帯から、地道に更新。

恋愛アンソロジーという、ちょっと背中が痒くなりそうな

短編集でしたが、力作揃いで、面白い一冊でした。

 

もちろん、伊坂幸太郎氏の「透明ポーラーベア」は、

姉をめぐる弟と元カレとの交流を描いて、

やはり不思議で面白い一編でした。

 

その他、いろいろ面白い作品があったのですが、

手元に無いので、あらためて、また。

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伊坂幸太郎 「陽気なギャングの日常と襲撃」

伊坂幸太郎 「陽気なギャングの日常と襲撃」

前作、「陽気なギャングが地球を回す」の続編であり、

著者初の続編になります。

4人の強盗、それぞれのお話、と思われた導入部から、

物語は、複雑に絡み合っていきます。

あとがきにもあるように、書き始めは4人の個別の物語、

でしたが、それでは物語は収まりきらず、

後半は4人の物語になってしまったという、

少し変わった出来上がりの作品でしたが、

面白くない、わけがなく…銀行強盗は一回だけでしたが、

今回は、誘拐された社長令嬢を取り戻すため、

4人が駆け回ります。

非常に面白かったです。

 

今回、文庫ではなく、ノベルズに手を出しました。

新書では、いろいろ作品が出ているので…

文庫化まで待ちきれないので、手を出そうかと考えています。

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伊坂幸太郎 「魔王」

伊坂幸太郎 「魔王」

久しぶりの伊坂氏の作品でしたが、やはり

面白かったので、あっという間に読み終わりました。

会社員の安藤と、弟の潤也。

安藤は、自分の不思議な力を自覚しはじめる。

表題作、安藤を中心とする『魔王』と、

その五年後の、潤也を中心とする『呼吸』の、

二編の中篇からなっています。

壮大なお話の一部のようで、

もちろんこの一冊では終わりません。

 

以前も、芥川龍之介などの作品が、文中にも

登場しましたが、今回は、宮沢賢治の詩が、

効果的に使われていて、そちらも読みたくなりました。

続きが気になる、一冊でした。

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