太田 光 『向田邦子の陽射し』

太田 光 『向田邦子の陽射し』

爆笑問題の太田光氏の著書。

いつもの破天荒なテレビのスタイルとは違い、

誠実な、熱い語り口です。

本当に向田邦子ファンであることが、よく伝わってきます。

入門書としては、非常にいいのではないでしょうか?

まだ、向田邦子氏を知らない人に、

手に取ってみてほしい一冊。

 

そのほか、また向田邦子氏関連の書籍が出ているので、

読んでみたいと思います。

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半沢幹一 『向田邦子の比喩トランプ』

半沢幹一 『向田邦子の比喩トランプ』

前回の、小林竜雄氏、『向田邦子 名作読本』につづき、

向田邦子氏の作品を読み解く一冊。

前者がドラマの解読であるとすれば、

こちらは、小説『思い出トランプ』の各作品を

丁寧に分析し、小説家向田邦子の小説へのスタンスや、

各作品の細部を浮かび上がらせる、労作。

 

『思い出トランプ』を、比喩に注目して、

読み直したくなることは、間違いありません。

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小林竜雄 『向田邦子名作読本』

小林竜雄 『向田邦子名作読本』

さて、記念すべき1,000件目の記事は、

向田邦子作品を論じたこの一冊。

小林竜雄氏というと、これまでにも

向田邦子 最後の炎』、『向田邦子 恋のすべて』、

久世光彦vs.向田邦子』など、

多くの向田邦子氏関連の著作のある作者。

こちらは、以前は

『向田邦子の全ドラマ -謎をめぐる12章』として出版され、

しばらく絶版だったものに、改訂を施したもの。

小林氏自身は、『最後の炎』、『恋のすべて』に続く、

三部作の完結編、という位置付けをしています。

 

向田邦子のドラマ作品を、成功作も失敗作も含め、

ある意味、冷静な視点で解体していき、

人間、向田邦子を、ありありと浮かび上がらせます。

大変な力作です。

向田ドラマを、再び見たくなる一冊でした。

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向田邦子 「向田邦子 暮しの楽しみ」

向田邦子 「向田邦子 暮しの楽しみ」

新潮社のビジュアルムック。

向田邦子の食、興味、愛用の品などに迫る、一冊。

骨董や、暮しの器のお話が、随筆で同じみなものの、

やはり、写真で見られるのがうれしいですね。

氏の人となりがわかる、大変よい一冊でした。

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東京ニュース通信社 「向田邦子 テレビドラマ全仕事」

東京ニュース通信社 「向田邦子 テレビドラマ全仕事」

向田邦子のテレビドラマのことを知りたくて、購入。

とはいうものの、たくさんあります。

そして、あまりみていないことに気付かされます。

没後に、久世光彦の発表する、向田邦子シリーズのほうが、

みている事に気付きました。

DVDになっているものも多いので、一度みてみようかと。

とにかく、向田邦子氏といえば、テレビドラマははずせない、

と言うことを、実感する一冊でした。

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別冊クロワッサン 「猫の本」 猫・全エッセイ 向田邦子

別冊クロワッサン 「猫の本」 猫・全エッセイ 向田邦子

普段手にとらないような雑誌ではありますが…笑

向田邦子関連ということで、手に取りました。

とはいえ、やはり猫はかわいいし、

向田邦子が、いかに猫好きか、ということが

よくわかる一冊でした。

各随筆に収録されている猫のものを集めると、

結構な量になり、またそれを続けて読むと、

ちょっと違った視点になり、非常に面白い一冊でした。

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向田邦子 「向田邦子全対談」

向田邦子 「向田邦子全対談」

向田邦子氏と、17人による対談集。

豪華な対談相手に、向田氏の大きさを感じます。

スパッとした物言いは、読んでいて楽しいです。

 

向田邦子氏については、一度まとめて、

とは思っているのですが…

なかなか、存在ばかりが大きくなり…

でも、どこかで一度まとめたいと思います。

がんばります。

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クロワッサン編  「向田邦子の手紙」

クロワッサン編  「向田邦子の手紙」

以前読んだ、『向田邦子を旅する。』は、

おそらくこの本が底本で、それを再編集・再構成したものかと。

とはいえ、両方を読むと向田邦子氏を多角的に

見ていることとなり、時間の経過もあり、面白いです。

向田氏の愛猫、マミオが生きていたころの本書と、

その後の『~を旅する。』、といった見方が出来たので、

面白かったです。

そのほか、向田氏の猫についてのクロワッサン別冊も

あるようなので、手にとってみたいと思います。

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文芸春秋増刊 「向田邦子ふたたび」

文芸春秋増刊 「向田邦子ふたたび」

向田邦子関連の雑誌にも、目を通しています。

同じく文芸春秋から、文庫も出ているのですが、

ヴィジュアル関連、ですので当時(昭和58年)の

雑誌サイズを読みました。

飛行機事故による突然の死、

その衝撃的な結末に、氏の交友のあった人々が

文章を寄せ、その51年の生涯を振り返る1冊。

非常に面白かったです。

そのほかも、雑誌関連集めはじめましたので、

読み次第、またご報告いたします。

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向田邦子 「眠り人形」

向田邦子 「眠り人形」

向田氏の脚本を小説にした、短編集。

三作が収録されています。

表題作、『眠り人形』は、美しい姉と地味な妹、

年を経て、立場の逆転した二人を、兄の眼を通してみます。

『花嫁』は、適齢期の娘二人を残した母の再婚騒動を、

世代を超えた女の視点から、コミカルに描きます。

『当節結婚の条件』は、妻に先立たれた男とおでん屋の女将、

会社で組合闘争を繰り広げる娘と、結婚相手を描きます。

どれもいいお話で、向田氏の作品に共通するのは、

家族とは?

この一言に尽きることを、再び実感。

 

一度まとめて振り返りたいものの、いつになることやら…

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