柴田よしき 「所轄刑事・麻生龍太郎」

柴田よしき 「所轄刑事・麻生龍太郎」

緑子シリーズの中心人物の一人、麻生龍太郎の

若き日々。25歳で下町の署に勤務する龍太郎、

持ち前の頭脳で、事件を解決していく、連作短編。

想像通りの、若き日の麻生龍太郎、そんなイメージの一冊。

とはいえ、非常に面白い一冊。

白バイ隊にあこがれながら、刑事になり、

本庁へ呼ばれるまでの若き日々。

緑子シリーズの人間関係を、

もう一度見直してみたくなりました。

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柴田よしき 「シーセッド・ヒーセッド」

柴田よしき 「シーセッド・ヒーセッド」

保育園園長兼探偵の元刑事、

はなちゃんの活躍を描くシリーズ3作目。

三つの中編からなり、それぞれの絡み合う作品。

表題・題名ともにビートルズをもじり、

軽快なテンポで物語は進行します。

園のため、こども達のために、

借金返済を目指してはなちゃんはがんばります。

「刑事緑子」シリーズと登場人物が重なり、

その動きも気になります。

続きの気になるシリーズです。

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柴田よしき 「ふたたびの虹」

柴田よしき 「ふたたびの虹」

ひさびさの柴田氏の作品、恋愛ミステリーと銘打たれています。

東京都内の小料理屋「ばんざい屋」、女将の料理に誘われて、

夜な夜な人が集まり、人間模様を描き出します。

お客さんの心情に理解を示す女将には、やはり自身にも

人には言えない過去があり…


小道具として、骨董・古物が登場し、いい色合いを添えています。


非常に面白かった、人間の過去との対決、

そして、未来への再生の物語、でした。

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柴田よしき 「夜夢」

柴田よしき 「夜夢」

久しぶりに、柴田よしき氏の作品。

恋愛ホラーと銘打たれておりますが、男女の闇を

八編の短編で書いています。


かつて、朝松健氏の編集した「秘神界-現代編-」、

クトゥルー神話アンソロジーに寄せた一編、

「語りかける愛に」という、海とその一族を題材にした作品が

個人的には好きです。


「インスマスの人々の世界」、というのは

作者自身のあとがきにもありますが、

まさにぴったりの表現でした。

そのほかも、これからのシーズンにもってこいの、

背筋の寒くなる作品群でした。


やはり、超常現象よりも、

人間は恐ろしい、と思う一冊でした。

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柴田よしき 「好きよ」

柴田よしき 「好きよ」

なんとも、不思議なお話でした。

恋愛ミステリー風の調子ではじまるものの、

主人公、董子の故郷、瀬戸内海の真湯島と

東京、果てはバルセロナまでつながる、

壮大な、エンターテイメント小説です。


個人的には、非常に面白かったです。

しかし、面食らった人も多いかと…。

時空が歪み、記憶が操られる中、

物語は、ジェットコースターノベルのように、

展開していきます。


解説の方は、ディーン・R・クーンツを、

引き合いに出しておりましたが、

世間の片隅で人知れず、世界各地でさまざまに戦う、

というスタンスは、F・ポール・ウィルソンの光の闇の戦い、

「ナイトワールド・サイクル」1~6を思い出してしまったのは、

自分だけでしょうか…

とにかく、オカルトとしては、非常に面白い作品でした。

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柴田よしき 「観覧車」

柴田よしき 「観覧車」

探偵である夫が失踪し、その留守を守る妻、唯。

さまざまな事件を通して、夫と自分を見つめる、

一人の女性。

緑子シリーズと同様に、戦う女性のお話です。

面白かったので、あっという間に読み終わりました。

連作短編の形式をとっており、

徐々に失踪した夫との距離は縮み、また開いていきます。

完結しているわけではないので、続編に期待したいです。

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柴田よしき 「窓際の死神」

柴田よしき 「窓際の死神」

「窓際の死神(アンクー)」と読むそうです。

前回の伊坂幸太郎氏の「死神の精度」を買ったときに、

死神つながりということで、同時に購入。

どちらも面白く、いろいろ書きたいのですが、

また改めて。

こちらの作品は、死神と働く二人の女性が

主人公の、中篇が二つ。

どちらかというと、寓話的な要素が強いです。

面白かったのですが、ばたばたしているので、

改めて、月が変わったら、落ち着いて書きます。

とにかく、読んでいますの御報告まで。

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柴田よしき 「ワーキングガール・ウォーズ」

柴田よしき 「ワーキングガール・ウォーズ」

面白かったので、あっという間に読み終わってしまいました。

37歳未婚の係長、翔子。

仕事はできるが、お局様と呼ばれることも。

オーストラリア旅行で出会った二人の女性、愛美と嶺奈との

奇妙な関係と、会社での人間関係に巻き込まれ、

仕事と同じように、ただ淡々と、時には勇ましく

片付ける翔子に、拍手喝采。

そして、人間関係の一種である、切ないロマンスも。

一方愛美のほうも、語学を生かして旅行会社で働き、

自分の居場所を求めて戦う。

まさに題名どおりの、戦う女性のお話でした。

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柴田よしき 「貴船菊の白」

柴田よしき 「貴船菊の白」

7編の短編集です。

京都を舞台にした作品集で、京都の風物が楽しくて、

あっという間に読み終わりました。

表題作『貴船菊の白』は、退職した刑事が15年前の

最初の担当事件の妻に京都で出会い、秘密を知ります。

個人的には、ミステリー色(殺人もない)の薄い、

京都で旧知の男二人が酒を飲む、『幸せの方角』が、

切なくて、好きです。

そのほかの作品も、読んでいきます。

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柴田よしき 「猫と魚、あたしと恋」

柴田よしき 「猫と魚、あたしと恋」

9編の、女性を主人公とした短編集。

傑作恋愛短編集、と銘打たれています。

不倫、万引き、覗き、睡眠障害など、

日常を生きるため、あるいは恋のために

壊れていく女性を書いていて、

非常に面白かったです。

女性から見た女性の一途な心理描写に、

読後に背筋が寒くなりました。

引き続き、氏の作品を捜して読んでみたくなりました。

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柴田よしき 「フォー・ユア・プレジャー」

柴田よしき 「フォー・ユア・プレジャー」

保育園長兼探偵、花咲慎一郎シリーズ2作目。

前作、「フォー・ディア・ライフ」は、こちら

今回も、楽しくあっという間に読み終わりました。

人探し、恋人の行方不明、元同僚との絡みや、

妻に逃げられた男の世話と、相変わらずハナちゃんは

忙しく、しかしテンポよく動き回ります。

前作で自分の体を張ってまで、保育園の存続を決めた

熱血漢のハナちゃんは、自分の過去と向き合いながら、

子供たちの未来のために、がんばっています。

ハナちゃんの毎日にはらはらしながら、その後が気になります。

あと2冊、シリーズで続いているようですので、

文庫化したら読んでみたいです。

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柴田よしき 「フォー・ディア・ライフ」

柴田よしき 「フォー・ディア・ライフ」

移動の電車の中で、面白かったので、

あっという間に読んでしまいました。

新宿二丁目に無認可保育園を営む、花咲慎一郎。

しかし、ボランティアに近いその仕事の穴埋めに、

子供たちの笑顔を守るため探偵稼業も兼ねていて、

慢性的に寝不足。

仕事も場所柄、前の職業柄、危険なことが多い。

女医、野添奈美や、山内錬など緑子シリーズで

おなじみの面々が、脇を固めます。

ヤクザに追われる若者を助け、家出娘を探し、

とにかく、花咲(通称はなちゃん)は、夜の街を走ります。

子供たちの無垢な笑顔と、新宿の夜の大人たち…

しっかりしたお話と、切ない物語に、引き込まれます。

題名は、「一生懸命」、「命からがら」などの意味があるそうです。

続きも出ているので、読んでみます。

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柴田よしき 「象牙色の眠り」

柴田よしき 「象牙色の眠り」

テンポがよく、面白かったです。

富豪家族の家政婦、瑞恵。

未亡人とその私生児、前妻の生んだ長男と長女、

事件がおきる。富豪家族を中心に、

そして、瑞恵の家庭をも巻き込んで。

ミステリーの王道を踏まえながら、

意外性を失わないという、なかなかできないことを、

さらりとやってのけています。

前回の「残響」でも、緑子シリーズでも感じることですが、

柴田よしきさんの、心理描写(平常も狂気も)が

真に迫っていて、面白いのだと、思います。

この方も、かなり書いていらっしゃるので、

読んでいきたいと思います。

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柴田よしき 「残響」

柴田よしき 「残響」

久しぶりの、柴田よしきさんです。

こちらも面白いので、

あっという間に読み終わってしまいました。

元夫のヤクザ、石神の家庭内暴力から逃れ、

ジャズ・シンガーとして生きる杏子。

しかし、その傷を引き金に、死者の残留思念を聞き、

それを声帯から発することのできるという、

恐ろしい能力をも持っていた。

警察に協力し、捜査を解決する杏子だが、

その力が、徐々に変化をしてくる…。

主人公、杏子と周囲の人々の、

成長と戦いを書いた、なかなかの作品です。

今年の最後を飾るにふさわしい、

不思議な能力を扱った、魂の物語でした。

今年のまとめも、また後ほど。

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柴田よしき 「聖なる黒夜」

柴田よしき 「聖なる黒夜」

いや、ノンストップ小説といえます。

緑子シリーズからのつながりを、

こうもうまくつなぎ合わせるの、というか、

この話があって、緑子が成立するという、

どちらが親で、子なのかわからなくなるぐらい…

面白いです。

山内錬と麻生龍太郎の出会いと、その後…

結構衝撃的ですが、面白いです。

また、今後どうなってしまうのか…

気になるところです

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柴田よしき 「月神の浅き夢」

柴田よしき 「月神の浅き夢」

久しぶりの読書ですが、柴田よしきの緑子シリーズ三作目、

若い男性刑事を狙う猟奇殺人事件…犯人の狙いは…?

一児の母、緑子は最後の事件のつもりで、捜査を続ける。

過去の事件にまつわる謎…

麻生龍太郎や山内練をも含めた謎が、徐々に明らかになる…

読み出したら止まらない、面白い作品です。

次は、「聖なる黒夜」に突入予定です。

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柴田よしき 「少女達がいた街」

柴田よしき 「少女達がいた街」

柴田さんの作品、三作目です。

RIKOシリーズからはなれて、単発ですが。

1975年のロック全盛の時代…

16歳のノンノとチアキ、そしてナッキーとの出会い…

恋とサスペンス…誰が、どうなってしまったのか…

火事の中に残る、身元不明の遺体…

20年後、それを掘り起こす刑事…

RIKOシリーズでは、生々しかったその辺も、

今回は未成年ということで少々おとなしめ…

とはいうものの、盛りだくさんな一冊です…

まだ、読み続けること間違いなしです…

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柴田よしき 「聖母の深き淵」

柴田よしき 「聖母の深き淵」

RIKO-緑子シリーズの、二作目です…

リコったら、もう出産して、一児の母親です…

早いったらなんの…笑

そこが、すごいところでもありますが…

ジェンダーについて、考えている作家さんですね…

男男、男女、とにかくいろいろ出てきます。

リコ自身も、性愛小説といわれるだけあって、

もともと、なんでもありですし…

しかしまた、いろいろ自己主張します…

そして、事件が展開していきます…

相変わらず、息もつかせぬ展開です。

面白いです。

確実に次の作品、番外編の麻生龍太郎の話に

のめりこむこと、間違いなし…笑

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柴田よしき 「RIKO -女神の永遠-」

柴田よしき 「RIKO -女神の永遠-」

柴田さん、以前から気にはなっていたのですが、初めて読みました。

横溝正史賞受賞のデビュー作、男性優位主義の警察組織の中で

戦う村上緑子(リコ)、追いかける事件は、男の輪姦ビデオ…

警察組織内での確執と事件の展開は

スピーディで、あっという間に読み終えました。

面白いですね。

その後の作品も続々のようなので、読んでみます。

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