子母沢寛 「遺臣伝」

子母沢寛 「遺臣伝」

春も携帯から、地道に更新。

新撰組三部作の子母沢氏の幕末長編。

幕府に知られる、直心影流の剣客・男谷精一郎の

弟子、最後の剣客といわれる榊原鍵吉の一生を描きます。

幕末は記録が残るので、非常に面白いです。

江戸から明治への移り変わりと、剣一筋に生きた人々を、

独特の文体で丹念に描きます。

 

幕末長編では、「勝海舟」などもあるので、読んでみたいです。

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子母澤寛 「雨の音」

子母澤寛 「雨の音」

幕末維新小説集、と銘うたれた短編集。

おじいさんが幕末、上野から函館に逃れ、

そのまま北海道に住むことなどが描かれ、

貴重な作品が並びます。

独特のやわらかい文章は、新撰組関連とかわらず、

よい一冊に巡り合うことができました。

 

「勝海州」なども、読んでみたいです。

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池波正太郎 「戦国幻想曲」

池波正太郎 「戦国幻想曲」

「真田太平記」にも少し登場する、

槍の勘兵衛こと、渡辺勘兵衛の人生。

信長の息子・信忠を助け、家来になろうとする矢先、

本能寺の変により信長親子が倒れ、

次の主・中村氏には手柄を奪われ、

槍の如く一本気な勘兵衛は、主を求めて流転します。

戦国武士らしい生き様、親子の絆など、唸らせる作品でした。

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池波正太郎 「剣客群像」

池波正太郎 「剣客群像」

真田太平記が終わり、新装版がちょうど

出ていたので購入。

久しぶりの短編集。

川獺(かわうそ)先生の仇討ちのお手伝いが、

逸品です。

自分より強い男を求める女武芸者の苦悩を描く

「妙音記」など。そのほか、粒ぞろいの作品集でした。

 

「仇討ち群像」「忍者群像」なども

新装版になるらしいので、楽しみです。

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池波正太郎 「真田太平記 十二」 雲の峰

池波正太郎 「真田太平記 十二」 雲の峰

 

さて、携帯から更新、しかも朝、が習慣になりつつあります。

無更新よりは、よしといたします。

 

豊臣滅亡後の、徳川の天下を描きます。

一人残った信之は上田の治世に取り組みます。

徳川方の間者もいて、かの福島正則も罠にかかりますが、

信之は生き残りの草の者・お江の助けを得て、

弟・幸村との面会が家康の指示であることを示し、

お家潰しを免れます。

 

住み慣れた上田を離れ、松代へ行く事も、拒みません。

こうして、真田家の血は絶えることなく、続いていきます。

長い物語でしたが、激動の時代を駆け抜けた、

真田一族の、武士としての生き様が、唸るばかりでした。

圧巻の一言に尽きます。

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池波正太郎 「真田太平記 十一」 大坂夏の陣

池波正太郎 「真田太平記 十一」 大坂夏の陣

 

家康の休戦講和がなると、

大坂城は外濠、内濠が埋められ、丸裸にされてしまいます。

真田丸も打ち壊され、幸村はため息をつきます。

そんな折、兄・信之との面会が、徳川家康から整えられ、

久しぶりの、そして最後の再会を果たします。

幸村を味方にしようとする家康ですが、

もはや幸村の心は動きません。

再開された戦では、もはや篭城もならず、

決死の戦いの大坂方、

幸村は長年連れ添った向井佐平次、

草の者達と共に、戦場に散っていきます。

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池波正太郎 「真田太平記 十」 大坂入城

池波正太郎 「真田太平記 十」 大坂入城

 

鐘の文字に因縁をつけて、開戦に持ち込む家康。

幸村は九度山を抜け出し、大坂城に入ります。

外濠の外に真田丸という小さな砦を構築し、

徳川方を翻弄し、一躍、武名を轟かせます。

しかし、幸村は総大将ではなく・・・

家康の講和戦略に、豊臣方ははまっていきます。

亡き父・昌幸譲りの戦略を、幸村は貫きます。

その頃、兄・信之は家康に京都に呼び寄せられます。

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池波正太郎 「真田太平記 九」 二条城

池波正太郎 「真田太平記 九」 二条城

 

さて、加藤清正らの必死の働きで、

ついに家康と秀頼が二条城で対面します。

 

成人した秀頼を見て、老獪な家康は、

開戦の工作に暗躍します。

 

真田親子は、ついに父・昌幸が没し、幸村が九度山へ残り、

家康の警戒も解けつつあるものの、東西の緊張感は、

高まる一方です。

 

加藤清正ら豊臣家の重臣が毒に倒れ、

家康の毒牙はとどまるところを知りません。

対照的な豊臣方ですが、これは物語だから致し方なし。

 

次巻、冬の陣に突入です。

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池波正太郎 「真田太平記 八」 紀州九度山

池波正太郎 「真田太平記 八」 紀州九度山

 

関ヶ原敗戦後、長男・信之の働きにより、

一命を取り留めた昌幸・幸村親子。

再起を信じて、上田城を明け渡し、九度山へ移ります。

昌幸も老いて、幸村の長男・大助も成長していきます。

幸村と別れ、信之に仕える向井佐平治、

その代わりに息子・佐助が九度山へ入ります。

勇猛な戦国武将達も、歳老いてきますが、

家康は憎らしいほど健在です。

いよいよ、大詰めです。

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池波正太郎 「真田太平記 七」 関ヶ原

池波正太郎 「真田太平記 七」 関ヶ原

 

さあ、長編も折り返し点を過ぎて、後半戦です。

 

天下分け目の関ヶ原、戦国武将達、

草の者・忍者達の戦いが繰り広げられます。

史実を知りながらも、手に汗握る緊迫感は、

さすが池波氏の筆。

 

西軍について上田に立て篭もる昌幸・幸村親子、

対する東軍の信之。

家康の息子、秀忠の第二軍を狡猾な手段で翻弄し、

主戦場である関ヶ原から遠ざける事に成功する真田親子。

 

家康の首を狙う、お江、壺屋又五郎。

共にきわどいところまで家康を追い詰めます。

まだまだ、闘いは終わりません。

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池波正太郎 「真田太平記 六」 家康東下

やっと、携帯から先月分が終了。

さて、幼い秀頼を残し秀吉が亡くなり、

家康がじわじわと動きはじめます。

上杉征伐に乗り出した家康に対し、

石田三成が挙兵します。

家康の巧妙な罠と知りつつ、真田昌幸、幸村は

徳川軍を離反し、信幸だけが家康に付き従い、

別々の道を歩みはじめます。

真田家分け目の一冊でした。

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池波正太郎 「真田太平記 五」 秀頼誕生

地道に携帯から。

ひな祭りですが、雪が舞う予想で寒いです。

次の世は徳川か、という時期に秀吉に待望の世継ぎ

秀頼が誕生し、あきらめていた真田昌幸は、

徳川よりも、豊臣に付き従う決意を固めます。

しかし、長男幸信は徳川の部下、

本多平八郎の娘を嫁に貰い受け、

既に徳川方となっており・・・

 

一族の存亡を賭けた、それぞれの闘いが、

繰り広げられます。

長編だから、中弛みとかあるかなあ、

と思ってしまいましたが、全く息もつかせぬ展開には、

唸ります。

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池波正太郎 「真田太平記 四」 甲賀問答

秀吉の天下統一が成り、無謀とも思える、

朝鮮出兵がはじまります。

その裏で暗躍する、秀吉に、家康に付く甲賀忍びと,

真田の草の者との、壮絶な闘い。

真田の坪谷又五郎、お江の決死の闘いに、

一気に読んでしまいました。

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池波正太郎 「真田太平記 三」 上田攻め

月は変わってしまいましたが、続けます。

上州・沼田城をめぐり、徳川・北条連合軍との

闘いがはじまります。

また、秀吉はついに北条の小田原を攻め落とし、

天下統一を果たします。

これからの激動を予感させる、波乱を含んだ第三巻。

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池波正太郎 「真田太平記 二」 秘密

さて、第二巻。長編に似つかわしく、

いろいろな秘密が、真田家にはあります。

長男幸信、次男幸村、従兄弟樋口角兵衛などの背景が

徐々に明らかになっていきます。

織田信長亡き後の混乱と、豊臣秀吉の台頭に、

真田昌幸は上田城築城という勝負にでます。

風雲急を告げる、緊迫した作品でした。

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池波正太郎 「真田太平記 一」 天魔の夏

さて、ついに真田太平記に入りました。

武田氏に仕える、上州上田の真田一族。

時代は天正、織田信長が天下を掴みかける時代。

武田氏の滅亡により、家長昌幸、長男信幸、次男幸村、

それぞれの生き方がはじまります。

草の者、忍者達の暗闘と、戦国武将の闘いに、

歴史を知りつつも、物語りに引き込まれます。

次巻も、展開が楽しみです。

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池波正太郎 「さむらい劇場」

さて、負けずに携帯から、更新。

池波正太郎氏の長編。

妾腹に生まれた侍の、数奇な人生を描きます。

鬼平の若き頃を彷彿とさせる作品で、

武家社会の構造がわかる面白い作品でした。

 

続いては、池波氏の大長編「真田太平記」です。

全12冊の大長編ですが、現在六巻。

追ってまた、あらためて。

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池波正太郎 「人斬り半次郎」

池波正太郎 「人斬り半次郎」

さて、月末も近いので、更新、更新。

いろいろなことが先送りになっていますが、

せめてこのブログぐらいは…と、もがいています。

 

さて、幕末の薩摩人、桐野利秋、中村半次郎の

幕末の活躍を描く、幕末編、明治以後を書く、

賊将編、の上下二冊。

西郷隆盛とともに、維新に貢献し、

陸軍少尉となりながらも、最後は賊将として散る、

なんとも底抜けに明るい半次郎には、脱帽です。

幕末ものは、新撰組などでもおなじみで、

やはり面白いですね。

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池波正太郎 「編笠十兵衛」

池波正太郎 「編笠十兵衛」

柳生十兵衛の血を引く、隠密の物語。

上下二冊の、なかなかの読み応え。

 

時は、忠臣蔵の時代、討ち入りを控えた浪士たちと、

十兵衛の交友と、暗躍。

将軍にさえ、意見のできる立場の旗本に仕える、

十兵衛とその剣術には、ぐいぐい引き込まれます。

特殊な札を持つ、公的な仕掛人、とでも言いましょうか…

とにかく、面白かったです。

 

前回の「堀部安兵衛」とは、また違った角度からの

忠臣蔵で、面白かったです。

池波正太郎は、忠臣蔵について、いろいろな方面から

描いているので、大石内蔵助を主人公にした作品など、

読んでみたくなりました。

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文芸春秋編 「鬼平舌つづみ」

文芸春秋編 「鬼平舌つづみ」

鬼平犯科帳に出てくる料理を、現代に再現、

という趣旨の一冊。

なかなか面白く、当時の風俗の一端が垣間見れて、

面白く読めました。

とはいえ、手間隙かける料理は…苦手なのですが…

何とか、見習いたいと思いました。

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池波正太郎 「堀部安兵衛」

池波正太郎 「堀部安兵衛」

さて、2009年も、池波氏の勢いは止りません。

いろいろあって、更新が遅れておりますが、読んではおります。

気長にお待ちください。

 

上下二冊のなかなかのボリュームでしたが、

あっという間に読み終わってしまいました。

さて、今回は堀部安兵衛、高田馬場の決闘、赤穂浪士の討ち入り、

後半はよく知られているものの、

その前半生は謎に包まれています。

そこは、池波氏の得意とするところ、

読んでいて、小気味がいいです。

高田馬場の決闘などは、舞台でも書いているようで、

氏の思い入れの深さが伝わってきます。

忠臣蔵も、いろいろなものの見方があるんだと思う、一冊でした。

その後、同じ忠臣蔵を奥田孫兵衛と交流のある隠密が、

赤穂浪士とは別に暗躍し、天下の正道を正す、

編笠十兵衛」も、読みました。ご参照ください。

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池波正太郎 「侠客」

池波正太郎 「侠客」

上下二冊の長編です。

幡隋院長兵衛、侠客の元祖とも言われる人物の一生を、

池波テイストで構築します。

浪人、塚本伊織の子、伊太郎の成長と、父の死、

江戸の町並みの変化、戦のない世相の変化、

力をもてあます旗本たちの台頭、旗本奴の登場、

旗本、水野十郎左衛門と伊太郎の若き日の出会い、

など、語り出すときりがありませんが、…。

なぜ、町奴と呼ばれる人たちが登場し、

長兵衛が、その頭となるのか、というのがよくわかり、

旗本奴と町奴の対立、も起こるべくして起こり、

話のスマートさには、相変わらず脱帽いたします。

とにかく、伊太郎の、なかなか、痛快なお話でした。

 

とりあえず、この本を持って、2008年がやっと終わります。

この一年、がんばりました、ありがとうございました。

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池波正太郎 「獅子」

池波正太郎 「獅子」

さて、引き続き、池波氏の真田物です。

前回読んだ、『錯乱』を、信之の立場から見たお話。

事実(史実)の裏の出来事を、いかに語るか、という

池波氏の姿勢がよくわかる作品。

 

信之の息子が倒れ、時期当主の座を孫に与えるべく、

隠居の身であり、90を越えた信之が、真田十万石存続のために、

一肌脱ぎます。

また、信之の無二の忠臣・鈴木右近忠重との、

老いた二人の寂寥が、作品のテーマのひとつでもあります。

 

この前段階のお話である、「真田太平記」へと、

来年は、駒を進めたいところです。

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池波正太郎 「真田騒動 -恩田木工-」

池波正太郎 「真田騒動 -恩田木工-」

さて、真田太平記という、池波氏の大河小説の前に、

真田ものの短編から、はじめています。

直木賞受賞作、『錯乱』をはじめ、真田家を主題にした、

5編の短編集。

 

真田家というと、関ヶ原前後の昌幸、幸村が有名ですが、

昌幸の子、幸村の兄である徳川方についた、信幸を書いた、

『信濃大名記』が面白かったです。

表題作『真田騒動』は、五代目信安のもと実権を握った

原八郎五郎を倒した、恩田木工の財政改革のお話。

『錯乱』は、徳川幕府成立後、豊臣方にいた父と弟を持つ

信幸への幕府の監視の目と、それを老獪に操る、

よき領主としての信幸が、気持ちよく書かれています。

 

まさに、池波氏の真骨頂、とも言うべき作品群でした。

その後、同じ題材の視点を変えた、「獅子」も読みました。

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池波正太郎 「夜の戦士」

池波正太郎 「夜の戦士」

上下二巻、川中島の巻、風雲の巻で構成されています。

甲賀忍び、丸子笹之助は武田信玄暗殺の命を受け、

塚原卜伝に弟子入りし、武田家に仕官します。

 

しかし、武田信玄の人柄に引かれ、右腕となり、

甲賀からは裏切り者として追われながら、

信玄の上洛を目指して、暗躍します。

 

息もつかせぬ展開、夜の戦いには、

非常に緊迫感があります。

 

これで、一応忍びシリーズ六冊を読んだことになります。

各作品では、主役が脇役になり、

若かったものが年老いて登場し、

入り組んだ様相を呈しています。

伊賀・甲賀・伊那、各地の忍びたち。

 

これが、時系列的には一番古い作品となり、

それぞれの作品が信長の台頭から、家康の天下統一まで、

ひとつの歴史絵巻になっています。

もう一度、時系列ごとに読み直してみます。

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池波正太郎 「忍びの風」

池波正太郎 「忍びの風」

さて、前作、「蝶の戦記」から引き続き、

女忍び、於蝶の物語です。

その後の、「火の国の城」にも、続いていきます。

 

相変わらず、執念により、信長を狙います。

全三巻のボリュームなのですが…

確かに、読み応えのある一編です。

 

とはいえ、男と女の不思議を描くのは…

池波氏の得意技。

今回も、みせてくれます。

忍者という能力者の、それを感じさせないお話は、

結構、新鮮な気がいたします。

 

とはいえ、池波氏の言う、女性の不可思議は…

確かに、とうなずいてしまうのは…

いいことなのか、悪いことなのか…

なかなか、微妙ですね(笑)。

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池波正太郎 「蝶の戦記」

池波正太郎 「蝶の戦記」

前回、「火の国の城」にも登場した、杉谷の於蝶、

彼女の若き日の戦いを、生き生きと書きます。

川中島から姉川の合戦へ、という時代に

女忍びが、暗躍します。

上杉謙信のために、織田信長を討つべく、

杉谷忍び達の、壮絶な、まさに死闘が繰り広げられます。

読み応えのある、上下巻でした。

 

お蝶はさらに、「忍びの風」でも、活躍いたします。

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池波正太郎 「火の国の城」

池波正太郎 「火の国の城」

さて、忍者もの再開です。

前作、「忍者 丹波大介」から五年、

再び、丹波大介が動き出します。

 

今回の主は、火の国、熊本を治める

豊臣方の猛将、加藤清正。

豊臣秀吉亡き後、いかにしてしのごうと努力し、

豊臣家と徳川家を争わせないか、その一点を

切に思う清正。

 

主の意向をもとに、丹波大介、於蝶が走り、

血と汗と、謀略が渦巻きます。

なぜに熊本城が築かれたのか、ということがよくわかる

なかなかの作品でした。

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池波正太郎 「剣の天地」

池波正太郎 「剣の天地」

ちょっと、忍者ものを離れましたが、戦国ものです。

上下二巻の、なかなかのボリューム。

剣聖、上泉伊勢守を主人公としたお話です。

関東・上州の大胡の城主として、

隠居後のお話が書かれています。

いかにして、柳生に「活人剣」を伝授するのか、

その人柄が、しっとりと描かれています。

剣の道の険しさを感じる一冊でした。

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池波正太郎 「忍びの女」

池波正太郎 「忍びの女」

さて、池波正太郎忍者シリーズ、

時系列的にはばらばらに読んでいます。

いずれ、時系列に沿って、読み直したいと思いますが。

とにかく、とまりません。

上下二巻のこの作品も、あっという間に読み終わりました。

 

豊臣家の猛将、福島正則、戦での武勇は知られるものの、

素朴で、実直な戦国武将(つまりは、旧体制…)。

女忍者、小たまはそんな福島正則に近づき…

徳川家康の天下統一と、秀吉亡き後の豊臣家を、

なんとも対照的に描いた力作でした。

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池波正太郎 「忍者 丹波大介」

池波正太郎 「忍者 丹波大介」

さて、池波正太郎氏の、忍者シリーズに突入です。

ほかにも5冊ほどの長編があり、

それぞれに登場人物がクロスし、

時代も、武田信玄から、織田信長の台頭、

秀吉から徳川幕府の開始まで、

通史としても楽しめるようです。

 

今回は、丹波大介の活躍。

甲賀忍びの丹波大介の父は、武田信玄に仕えていた。

父はそのまま、武田家の領内に住みはじめる。

その父亡き後、故郷の父の姉を頼り、丹波大介は旅をし、

修行を積んで甲賀忍びとしての活動を始めるが…

 

歴史の闇にうごめく、闇に焦点をあてた力作で、

大介は、甲賀を裏切り、丹波忍びとして、一人で活動を始める。

という、痛快なお話でした。

戦国時代を、別の切り口からみるようで、非常に面白かったです。

 

次の忍びシリーズへ、突き進みます。

丹波大介を主役にした、続編「火の国の城」も、あります。

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池波正太郎 「鬼平犯科帳 (二十四) 誘拐」

池波正太郎 「鬼平犯科帳 (二十四) 誘拐」

さて、鬼平犯科帳、最終巻にして、絶筆…

読みたいような、読みたくないような複雑な心境ですが…

覚悟を決めて読みました。

 

前作からの伏線、上方に逃げた、お夏が戻ってくる気配に、

鬼平一行は、動き出します。

もちろん、おまさもその一人。

さて、これから、というところで終わってしまうのは、

梅安シリーズとも、共通であるといえます。

未完であることが、残念でなりませんが、

その未完が、今も鬼平を生き生きと輝かせているのかも、

しれません…。

とにかく、一段落したらまた読み直したい、傑作ですね。

 

次は、忍びものシリーズに、突入いたします。

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池波正太郎 「鬼平犯科帳 (二十三) 炎の色」

池波正太郎 「鬼平犯科帳 (二十三) 炎の色」

読書量と更新が反比例しているので、たまには二本更新します。

池波正太郎氏、今回は、鬼平の異母妹、お園が登場し、

火付け盗賊、まさに凶悪犯が登場いたします。

しかも、女盗賊と、密偵のおまさの…関係に、息もつけません。

 

今回も、鬼平と同心・密偵の、息の合った連係ぶりが、光ります。

次の巻で終わってしまうのね、と思うとこの練りに練った感じが、

逆に、とてもさびしい一冊でした。

とはいえ、次に進みましょう。

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池波正太郎 「鬼平犯科帳 (二十二) 迷路」

池波正太郎 「鬼平犯科帳 (二十二) 迷路」

さあ、読書更新をしないと追いつかないので、

今までの遅れを取り戻すべく、がんばります。

 

今回は、鬼平特別長編。しかも、鬼平自身、同心、

鬼平の身内のまで狙われ、さすがの鬼平も迷路に迷う、

という、渾身の一編。

そもそもの発端は、若き無頼の日々の鬼平自身。

鬼平は、托鉢層に扮してまで、敵を探り出そうとし、

密偵たちも、暗躍します。

盗賊改方の長官としての面子をかけた、戦いです。

非常に力の入った、力作でした。

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池波正太郎 「鬼平犯科帳 (二十一)」

池波正太郎 「鬼平犯科帳 (二十一)」

さて、シリーズも定番の密偵から、新しい密偵に、

同心たちも、変わっていきます。

今回も、盗賊たちのつながりが、色濃く描かれていて、

なかなか目が離せません。

とはいえ、力作ぞろいで、息もつけない、

というのが、正直なところです。

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池波正太郎 「鬼平犯科帳 (二十)」

池波正太郎 「鬼平犯科帳 (二十)」

やっと、やっとの読書の更新です。

いや、サボっていたのはブログだけで、

読書は、サボらずにがんばっています。

 

池波正太郎氏の、鬼平シリーズ20巻。

平蔵、同心・与力、密偵、盗賊、男と女、

さまざまなテーマが、複雑に絡み合った鬼平シリーズですが、

脂ののってきた、感じがいたします。

とはいえ、やはり時代背景から、

三箇条の掟を守る丁寧な盗賊は減り、

いそぎばたらき(殺生もいとわない)の盗賊たちが増え、

火付け盗賊改方は、相変わらず忙しいです。

 

嘗め役、口合人など、実際に盗みに入るための準備や、

周辺のことをする人々の描写が、

さらに、この世界の奥行きを、深いものにしていると感じます。

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池波正太郎 「鬼平犯科帳 (十九)」

池波正太郎 「鬼平犯科帳 (十九)」

さて、久しぶりの読書更新になってしまいましたが、

やはり、鬼平犯科帳、もはや手放せません…

今回も、なかなかの力作ぞろい。

子を思う親の気持ち、密偵と平蔵の繋がりの深さ、

引き込み役として、盗み先に潜入する女など、

さまざまな局面を、巧みに切り取ります。

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池波正太郎 「鬼平犯科帳 (十八)」

池波正太郎 「鬼平犯科帳 (十八)」

さて、読書の秋です、鬼平です。

『一寸の虫』では、密偵仁三郎と鬼平の

強いきずな、ゆえに苦しむ両者が描かれます。

犯罪を犯すものと、追うものの本質とは何か、

考えさせられる作品ばかりでした。

また、読み直したい、と思う作品群でした。

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池波正太郎 「鬼平犯科帳 (十七) 鬼火」

池波正太郎 「鬼平犯科帳 (十七) 鬼火」

特別長編第二弾、シリーズ17冊目の、「鬼火」。

土地の人々に、「権兵衛酒屋」と呼ばれる、

無口な夫婦の営む居酒屋。

亭主は元二本差らしいが、謎に包まれている。

噂を聞きつけた長谷川平蔵が立ち寄った、その日に事件が。

女房が斬られ、亭主は逃亡する。

ミステリ仕立ての謎解きに、ついに平蔵も斬られ…

まさに、時代劇とはいいながら、第一級のミステリ作品で、

その謎の、闇の深さには…作者の力量を感じます。

やはり、人間の本質、にスポットが当てられていて、

きらりと光る、作品でした。

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池波正太郎 「鬼平犯科帳 (十六)」

池波正太郎 「鬼平犯科帳 (十六)」

さて、シリーズ後半の、16冊目、

ストーリーも複雑化してきました。

『影法師』では、商家の嫁となった元盗賊を、

火付盗賊改の同心が強請り…

『火つけ船頭』では、妻を寝取られた船頭が放火に手を出し、

その夜、盗賊たちが押し入るのを目撃します。

単純な、勧善懲悪ではないところに、

作者の目は向けられていて、さまざまな角度から、

それを、巧みにえぐり出していきます。

続きを、読みます。

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鬼平について、考える。その1

鬼平犯科帳を読んでいるので、

長谷川平蔵についての感想を、少し。

よく、理想の上司、理想の父親像、などとして評価されます。

確かに、あのてきぱきとした捕り物へ挑む様子や、

弱者に向けられる暖かい目線、

部下や密偵たちへの気遣いなどが、

今も続く、高い人気の秘密です。

そんな上司の下で働いてみたい、というのが人気のひとつで、

確かに、と思わせるものがあります。

 

でも、実際に上司として居たら、

自分なんかは、あっという間に切腹を命じられ

(問題は、上司以前に自分自身の能力であり…笑)、

理想の上司もくそも、ないような気がします。

 

しかし、鬼平の人気は、やはりその人物像がはっきりしていて、

盗賊という悪と戦う、そんなひたむきな姿が、

かっこいいのではないかと、改めて思いました。

 

皆さんも(自身も含めて)、ひたむきに、何かと戦っていますか?

盗賊と戦うのは、今の日本だと、警察の方のお仕事ですが、

鬼平の読者は警察関係だけにとどまらず…

きっとみんな、毎日何かと戦っていて、

鬼平のように切り抜けたい、と思うことがあって、

そんなときに鬼平を読むと、がんばろう、っていう気持ちになって、

現実世界でも、がんばれるのではないか、と

雨の日の朝に、思いました。

 

改めて、がんばろう!!

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池波正太郎 「鬼平犯科帳 (十五) 雲竜剣」

池波正太郎 「鬼平犯科帳 (十五) 雲竜剣」

シリーズ初の、特別長編。

鬼平を狙う、謎の剣客。

そして、連続して部下の同心が、その刃に倒れ…

鬼平と、その仲間たちが、未知の敵に立ち向かいます。

非常に読み応えがあり、面白かったです。

息もつかせぬ展開、練りに練られたストーリー、

どれをとっても、いまだに面白いです。

後をひく、一冊でした。

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池波正太郎 「鬼平犯科帳 (十四)」

池波正太郎 「鬼平犯科帳 (十四)」

シリーズ、第14弾。

確かに、どこかで伊三次が…とは思っていましたが…

あまりにも唐突で、しばし、脱力…。

とはいえ、それが暗黒社会と戦う者の定め。

鬼平が、なぜ読み継がれているのかがわかる一冊。

その他、鬼平が盗賊に化ける、『殿様栄五郎』や、

うさ忠こと木村が、やはり盗賊と間違えられる、

『さむらい松五郎』など、鬼平の周囲の人々も、

成長していきます。

とにかく、続きを楽しみにしていきます。

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池波正太郎 「鬼平犯科帳 (十三)」

池波正太郎 「鬼平犯科帳 (十三)」

さて、シリーズも後半に入りました。

『熱海みやげの宝物』では、嘗役とよばれる

盗賊の手先が登場します。暗黒社会は、奥が深い。

『殺しの波紋』では、火付盗賊改与力の、

こちらも後ろ暗いお話。

『一本眉』では、急ぎ働きの盗みを嫌うまっとうな盗賊が、

狙った先を別の盗賊に襲われ、その仕返しを。

という、なかなかなお話。

シリーズも安定感を増し、続きが気になります。

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池波正太郎 「鬼平犯科帳 (十二)」

池波正太郎 「鬼平犯科帳 (十二)」

さて、鬼平シリーズも、折り返し点の12冊目。

『高杉道場・三羽烏』では、かつての剣術仲間であり、

今は盗賊の首領となった男を、平蔵が斬り捨てます。

『密偵たちの宴』は、鬼平のために身を粉にして働く密偵たちが、

酒の席から、いたずら心を起こし、その成り行きから

盗賊を捕らえることに成功。したと思ったら、すべてを

平蔵に見抜かれているという、なかなかの一編。

『二つの顔』では、阿呆烏と呼ばれる女衒の老爺から、

鬼平は話を持ちかけられて…暗黒社会の裏を覗く一編。

『白蝮』では、剣客沢田小平次と因縁の女盗賊・剣士の

壮絶な戦いを、一枚の扇子がいざないます。

どれも、力作ぞろいでしたが、沢田小平次、

結構、好きですね。

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池波正太郎 「鬼平犯科帳 (十一)」

池波正太郎 「鬼平犯科帳 (十一)」

『男色一本饂飩』では、うさぎこと忠吾が、そちらの趣味の盗賊に

捕らえられ、助け出されるというお話。

『土蜘蛛の金五郎』では、平蔵はむさくるしい浪人となり、

盗賊の依頼で、なんと平蔵自身の殺しを引き受けます。

『泣き味噌屋』では、部下の妻が殺され、その敵討ちに

手を貸す平蔵の、奥深さのみえる一編。

『雨隠れの鶴吉』では、生家を飛び出した盗賊が、

十数年ぶりに戻り、その家に居る、別の盗賊の引き込みをみつけ…

むかしなじみの井関録之助と、平蔵がその始末を引き受けます。

鬼平シリーズも、中盤にさしかかり、

ある意味、一番脂ののったころなのかもしれません。

次が楽しみです。

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池波正太郎 「鬼平犯科帳 (十)」

池波正太郎 「鬼平犯科帳 (十)」

今回も、鬼平ワールドが広がります。

元盗賊で金貸しの取立て屋、長助が、

20年前に捨てた娘のために戦う、『蛙の長助』。

密偵・彦十がむかしなじみと出会うことで、

平蔵を裏切りかけてしまう、『むかしなじみ』。

お熊ばあさんが、平蔵のために力を貸す、

『お熊と茂平』など、力作ぞろいでした。

もともと凛々しい長谷川平蔵でしたが、

ここのところ、それにさらに磨きがかかってきたような、

そんな気がしてきています。

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池波正太郎 「鬼平犯科帳 (九)」

池波正太郎 「鬼平犯科帳 (九)」

力作ぞろいの9冊目。

『鯉肝のお里』では、五郎蔵とおまき、密偵同士が結ばれ、

『泥亀』では、世話になった盗賊の妻と盲目の娘のために尽くす

盗賊に、平蔵が温かい目を注ぎます。

『本門寺暮雪』では、「凄い奴」と遭遇した平蔵が、

なんと、犬に助けられる。

『白い粉』では、ついに鬼平を恐れる盗賊から、

脅された料理人に、毒を盛られてしまいます。

なんとか、窮地は脱するものの、

鬼の平蔵を恐れ、憎む者たちが増えつつあり、

包囲網の狭まる、緊迫感はたまりません。

『狐雨』は、狐憑きのお話で、池波氏の得意とするところ。

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池波正太郎 「鬼平犯科帳 (八)」

池波正太郎 「鬼平犯科帳 (八)」

晴れても、雨でも鬼平の日々(笑)

「用心棒」では、平蔵が頼りない用心棒に力を貸し、

「あきれた奴」では、小柳同心と又八の、

奇妙な友情が描かれます。

「あきらめきれずに」は、剣友・左馬之助の嫁とりのお話。

面白くて、今月は鬼平ばかり読んでいますが、

早くも、8冊目、全体の三分の一を読んでしまいました。

早く読みたいような、じっくり読みたいような、

複雑な心境です。

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池波正太郎 「鬼平犯科帳 (七)」

池波正太郎 「鬼平犯科帳 (七)」

今回も、盗賊たちの人間模様が、だんだんに濃くなってきます。

敵討ちや、盗賊同士の約定による婚礼、など目が離せません。

男をしゃぶりつくす、『掻掘のおけい』や、『雨乞い庄右衛門』など、

力の入った、一冊でした。

止まらない、とはまさにこのことです。

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池波正太郎 「鬼平犯科帳 (六)」

池波正太郎 「鬼平犯科帳 (六)」

シリーズ6冊目、登場人物も増えて、動きも活発になってきました。

『狐火』では、盗賊狐火の名乗る弟と、それを止める兄の姿を描き、

『剣客』では、同心・沢田小平次が師匠の敵討ちを果たします。

そのほか、『大川の隠居』では、ユーモラスな盗賊・友蔵が、

こともあろうに長谷川平蔵宅へ侵入し、

平蔵愛用の父の形見を盗み出し、平蔵と駆け引きを繰り広げます。

仇討ち、盗賊と、どちらかというと血なまぐさい世界ですが、

お話一編ごとに、緩急がついていて、非常に面白いです。

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池波正太郎 「鬼平犯科帳 (五)」

池波正太郎 「鬼平犯科帳 (五)」

『深川・千鳥橋』では、間取りの万三という、

盗賊に絵図面を売る大工が登場します。以前から、

名前だけは出ていましたが、本人の登場です。

このように、盗賊の世界にも、名前だけは出ているけれども、

まだ、姿を見せない人々がかなりおり、

その辺の、今後の展開が気になります。

その他、いろいろな人間模様が、今も読み継がれる

秘密なんだ、と思う一日でした。

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池波正太郎 「鬼平犯科帳 (四)」

池波正太郎 「鬼平犯科帳 (四)」

盗賊には情けのない鬼平も、

義理も人情も知り尽くしているからこそ、

悪には毅然と立ち向かい、また、よい盗賊には、

それなりに、目をかけます。

あわただしい中、新たな仲間を加え、

『夜鷹殺し』では、罪もない夜鷹を殺す、

江戸の、ジャック・ザ・リッパーに対して、

立ち上がります。


解説で、佐藤隆介氏がハード・ボイルド、と評していますが、

確かに、その一面もあります。


しかし、それ以上に面白いのが、「鬼平」なんだと、

思いました。

次も引き続き、読み進みます。

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池波正太郎 「鬼平犯科帳 (三)」

池波正太郎 「鬼平犯科帳 (三)」

今回の鬼平は、ちょっと平和になったために

火付盗賊改の長官を解任となり、

それならちょうどいいやと、幕府に願い出て、

父の菩提である京都に、兎忠と出かけます。

その京都でも、休むまもなく働き、

奈良への道中でも、ふたたび騒動に巻き込まれます。

親友の助けで、なんとか窮地は脱したものの、

留守をしている江戸でも…事件がおきて…

という、なかなか盛りだくさんな一冊でした。


巻末に『あとがきのようなもの』、があり、

池波氏の、長谷川平蔵への思いがつづられており、

大変興味深いです。

面白くて、止まらなくなってきました。

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池波正太郎 「鬼平犯科帳 (二)」

池波正太郎 「鬼平犯科帳 (二)」

さて、読書の波がきたのか、さらさらと二冊目。

女を犯す極悪な盗賊、『妖盗葵小僧』に、鬼平が迫ります。

その他、『谷中・いろは茶屋』、『お雪の乳房』では、

兎忠こと、木村忠吾の姿が、ユーモラスに描かれます。


今までのシリーズ(梅安・剣客)との違いとして感じるのは、

登場人物が多く、よりハードボイルド感が強く、

お話も時間も複雑に入り組んでいて、

作者の力の入れようが感じられて非常に面白いです。

このまま、次に進みます。

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池波正太郎 「鬼平犯科帳 (一)」

池波正太郎 「鬼平犯科帳 (一)」

読書も、暑いながら続けています。

池波正太郎氏の、鬼平犯科帳シリーズに、

ついに突入いたしました。

梅安、剣客商売と来たら、やはり次は鬼平。

第一作、『唖の重蔵』から、重いテーマでスタートいたします。

盗みに入る側と、捕らえる側、両面から物語は進行し、

どちら側の登場人物も、非常に面白く書かれていて、

あっという間に一冊が終ってしまいました。

続きを読みます。

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池波正太郎 「忍びの旗」

池波正太郎 「忍びの旗」

戦国時代の群雄割拠を、陰で支える忍びのものたち。

その生き様や血脈を、戦国武将たちとともに熱く書いた一編。

非常に面白かったです。

とはいえ、自分が武田信玄や家康、北条一族など、

東日本の武将に興味が出てきたからかもしれませんが。

読み応えのある一冊でした。

池波氏には他にも一連の忍者ものがあるので、

読んでみたくなりました。

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司馬遼太郎 「新撰組血風録」

司馬遼太郎 「新撰組血風録」

池波正太郎氏、子母澤寛氏の影響で読み始めた新撰組ものも、

司馬遼太郎氏の「新撰組血風録」まで、たどり着きました。

非常に読み応えのある一冊でしたが、新撰組を中心に、

連作短編という、不思議な形式をとっており、一作ごとに

視点の変わる、非常に面白い手法でした。

司馬遼太郎氏は、ほとんど読んだことがなかったのですが、

土方歳三を主役にした、「燃えよ剣」などの作品もあるので、

読んでみたいと思います。

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池波正太郎 「剣客商売読本」

池波正太郎 「剣客商売読本」

作者の創作ノートや、インタビューを公開した、

製作裏話や、年表、作中に登場する料理のリストなど、

剣客商売の裏の裏まで、という企画の一冊。

楽しく読めました。

剣客商売のラストについて、いろいろな方々が

コメントしておりましたが、やはり、

池波氏のいない今となっては、あそこで終っているのが、

一番いいのではないか、と思いました。

ともあれ、これからも池波正太郎作品を読み続けます。


司馬遼太郎 「新撰組血風録」、購入いたしました。

久しぶりにまた、新撰組ものに帰ってきました。

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池波正太郎 「剣客商売 包丁ごよみ」

池波正太郎 「剣客商売 包丁ごよみ」

剣客商売に出てくる、四季折々の料理を、

実際に作ってみようという企画の一冊。

カラーで料理法の解説もしていて、

なかなか食欲をそそるお話でした。


季節感を出すために、時代小説に料理を登場させる、

という池波氏のスタンスは、時代小説ながらも、

現代の食卓と密接につながっており、その辺も読者獲得に

一役買っていることは、間違いありません。


あまり季節感や料理に縁のない生活をしていますが、

たまには料理もいいなぁ、と思う一冊でした。


とはいえ、池波氏の愛した庶民の味も、

今ではずいぶん、高価なものになってしまいました。

浅利をご飯にのせるだけのシンプルな、「ぶっかけ」なんて、

非常においしそうで、唾液が沁みだしてきましたが、

家で作ったら、結構な値段になるのでは…


最近、朝ごはんを習慣にしつつあります。

とはいっても、食べるのが精一杯で、

作るなどは到底無理なのですが、朝食べておくと、

その後の仕事もなんとなく順調に行くのは、

おそらく気のせいだけではなく、朝ごはんの力なんだと思う、

今日この頃です。

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池波正太郎 「ないしょ ないしょ」 剣客商売番外編

池波正太郎 「ないしょ ないしょ」 剣客商売番外編

さて、本編は終ってしまいましたが、まだ番外編が残っています。

主人公お福は、いろいろとつらい目にあいながら、

けなげに生きています。江戸へ来て、やっと落ち着いたと思ったら、

郷里の奉公先の剣客を弓矢によって討った、かたきに出会い、

再び運命を翻弄されていきます。

お福の身の回りの人々がその刃に倒れ、お福は立ち上がります。

秋山小兵衛の助けを得て、お福は困難を乗り越えていきます。

池波正太郎氏の、女性の仇討ち物は結構ありますが、

どれも非常に面白いです。

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池波正太郎 「浮沈」 剣客商売十六

池波正太郎 「浮沈」 剣客商売十六

シリーズ最終巻にして、長編作品。

あっという間に読み終わってしまいました。

奇しくも、作者の没してしまった67歳という、

同じ年齢で、秋山小兵衛の話も終わっています。

実際には、小兵衛はまだまだ生きるのですが、

作者の不在により、その先のお話は読むことができません。

小兵衛と因縁の剣客とのお話で、

息もつかせぬ展開は、今までの作品と変わりません。

そして、新しい愛の形が明らかとなり…

これから、というところで終わってしまった、

という感はぬぐえませんが、

先への期待が残って終わるほうが、いいのかもしれません。

それが、池波正太郎の作品がいまだに読み継がれている

ひとつの魅力なのかもしれません。

番外編を読んで、また読み直したいと思います。

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池波正太郎 「二十番斬り」 剣客商売十五

池波正太郎 「二十番斬り」 剣客商売十五

15冊目、短編一編と、特別長編という組み合わせ。

特別長編、表題作の『二十番斬り』では、小兵衛が

弟子の危機を救うため、縦横無尽に斬りまくる

痛快な一編。

とはいえ、めまいに襲われ、不安な開幕ですが…

小兵衛の剣の冴えは、少しも衰えません。


剣客商売も残すところあと一冊、「浮沈」だけとなりました。

とにかく一度読んでしまって、また読み直そう、

と思う雨の朝でした。

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池波正太郎 「暗殺者」 剣客商売十四

池波正太郎 「暗殺者」 剣客商売十四

特別長編、第14作です。

孫と楽しく暮らす小兵衛が、ひょんなことから、

息子大治郎へ迫る刺客の話を聞きつけ、

その敵に立ち向かいます。

不思議な感覚のお話で、人情話、といってしまえば

それまでですが、とにかく、不思議な読後感です。

とはいえ、面白いことは請け合いです。


剣客商売も、残り2冊となってしまいました。

「二十番斬り」、「浮沈」で、終ってしまいます…

早く読みたいような、ゆっくり読みたいような…

複雑な心境です。

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池波正太郎 「波紋」 剣客商売十三

池波正太郎 「波紋」 剣客商売十三

13冊目、五編の短編集。

とはいっても、『夕紅大川橋』は中篇で、同門である、

内山文太と小兵衛の長年にわたる付き合いと、

それでも知らない秘密が明らかとなる、なんともいえない一編。

その他、『消えた女』では、小兵衛の若き頃の一面がみられ、

その他、いずれも剣客として年月を重ねた小兵衛に、

作者の筆は、自身を重ねているのか、冴えています。

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池波正太郎 「十番斬り」 剣客商売十二

池波正太郎 「十番斬り」 剣客商売十二

池波正太郎、12冊目の剣客商売、七編の短編集。

『白い猫』は、果し合いに赴く小兵衛と猫の出会いと、

剣客同士の関係を書いています。

表題作、『十番斬り』は、病に侵されながらも悪党と戦う、

一人の剣客のお話。

『同門の酒』は、小兵衛の弟弟子の危機を、

小兵衛が助けます。

いずれも、剣客としての生き様、というテーマがしっかりとした

力のある一冊でした。

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池波正太郎 「勝負」 剣客商売十一

池波正太郎 「勝負」 剣客商売十一

剣客商売、七編の短編集。

『勝負』では、仕官をかけた男と大治郎の勝負に、

小兵衛と三冬は、大治郎に負けろ、といい…

堅物の大治郎は、どのように戦うのか。

そうこうしているうちに、待望の息子が生まれ、

小兵衛には、初孫になり、一家は大喜び。

初孫を、小太郎と命名し、『その日の三冬』では、

産後間もない三冬が初めての外出で、

昔の道場仲間の現在を垣間みることになります。

その他、『剣の師弟』、『助太刀』、『小判二十両』など、

いずれも、剣客の世界を描いています。


本日は台風の影響で、大雨と大風でずぶぬれで、

傘も役に立たない状況ですが…

午後は、晴れるらしいです…

なんだかなぁ、というお天気です。

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池波正太郎 「春の嵐」 剣客商売十

池波正太郎 「春の嵐」 剣客商売十

シリーズ十作目にして、初の長編。

秋山大治郎の名をかたり、辻斬りが起きる…

単なる個人的な恨みではなく、政治的な色合いが濃く、

息子の危機に、小兵衛が立ち上がります。

大治郎は容疑者となって動けないし、身重の三冬もあり、

小兵衛は、弥七、傘徳、鰻屋の又六、杉本又太郎、

手裏剣お秀など、豪華な顔ぶれの助けを借りて、

なんとか、窮地を脱します。


短編も味わい深いですが、

長編も、なかなか、読ませます。

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池波正太郎 「黒白」 剣客商売番外編

池波正太郎 「黒白」 剣客商売番外編

若き頃の秋山小兵衛を主人公に、剣客商売という

作品のきっかけを書いた、上下二冊、

約900頁の長編でした。

「黒白」と書いて、「こくびゃく」と読みます。


秋山小兵衛が師匠の道場の後始末をつけ、

自らの道場を開き、前妻のお貞と結婚し、

大治郎が生まれ育ち、同じ剣客として歩き始める、

という、まさに、剣客商売の胎動期を書いた作品で、

あっという間に読み終わりました。


物語の中心は、真剣勝負を小兵衛に約束した、

もう一人の剣客、同じく道場主でもある、波切八郎の

出奔と、真剣勝負に現われず、血にまみれた

裏の世界に飲み込まれていく様を書き、

小兵衛との対照的な生き方が、丁寧に書かれています。


その他、いろいろな登場人物の関係が、この本によって

いろいろ解き明かされています。


現在、剣客商売九まで読んだところで、

今回この番外編を読みましたが、一度全部読み終わったら、

今度は、この作品から読んでみると、面白いかと思いました。

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池波正太郎 「待ち伏せ」 剣客商売九

池波正太郎 「待ち伏せ」 剣客商売九

七編の短編集。九冊目ともなると、

以前読んだ、仕掛け人藤枝梅安シリーズと比べると、

ずいぶん長いシリーズであり、登場人物、事件なども、

さらに複雑に絡み合ってきているのを感じます。


表題作『待ち伏せ』では、小兵衛の支援者であった

ご隠居が、さまざまな顔を持つことが、大治郎にわかり、

さらには、三冬が身ごもっていることを、小兵衛から

知らされる。

『剣の命脈』では、病に倒れた剣士の、真剣勝負にかける

最後のきらめきを書いています。

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池波正太郎 「狂乱」 剣客商売八

池波正太郎 「狂乱」 剣客商売八

六篇の短編が収められています。

表題作、『狂乱』は、天才的な剣技を持ちながら、

虐げられる一人の孤独な男。

小兵衛が声をかけるものの、一足遅く、

その狂乱が解き放たれ、小兵衛の前に現れる。

悲しいお話です。

その他、『仁三郎の顔』では、

殺人鬼と人情家の二面性をきれいに描きます。


若き小兵衛を書いた、『黒白』上下巻、

購入しました。

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池波正太郎 「隠れ蓑」 剣客商売七

池波正太郎 「隠れ蓑」 剣客商売七

七編の短編集です。


『徳どん、逃げろ』は、傘徳が情報収集のために

賭場に出入りをしていると、

一人の男から、盗みを一緒にやらないか、

と持ちかけられる、いつもとは毛色の違う一品。

しかも、盗みに入るのは、大先生こと小兵衛の隠宅…

知らないふりをして、その話にのる傘徳と男の間の

奇妙な空気とその結末が、さびしいけれども、

絶妙な一品でした。


その他、12年前の愛弟子殺害の謎を解く『春愁』や、

表題作『隠れ蓑』は、敵討ちの追うものと、追われるものの

切なさを書いた一遍。

なかなか力作ぞろいでした。


次が楽しみです。

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池波正太郎 「新妻」 剣客商売六

池波正太郎 「新妻」 剣客商売六

お話ものってきた、六冊目、七編の短編集。

『品川お匙屋敷』では、三冬の危機に大治郎が走り、

ついに、二人は結ばれます。

表題作『新妻』では、大治郎が罪を着せられた武士を、

それこそ、その武士の妻のために、助けるお話。

『金貸し幸右衛門』、『いのちの畳針』など、

人間関係、金額や規模も大きくなり、シリーズは

大きなひとつの転換点を迎えつつあります。

面白いので、とまらなくなりつつあります、

中でも、御用聞き弥七の手下、傘徳がたまりません。

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池波正太郎 「白い鬼」 剣客商売五

池波正太郎 「白い鬼」 剣客商売五

表題作『白い鬼』は、江戸を騒がせる、異常殺人、

その犯人である殺人鬼の剣客と

過去に愛弟子を殺された、小兵衛の息詰まる戦い。

『手裏剣お秀』は、三冬とはタイプの違う、

別の女剣士の登場。

『三冬の縁談』では、またまた三冬が嫁入りを賭けて、

勝負に挑むことになり…大治郎のあわてぶりが…

たまりません。

次に、進みたいと思います。

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池波正太郎 「天魔」 剣客商売四

池波正太郎 「天魔」 剣客商売四

全八篇、シリーズも登場人物が生き生きと動き出し、

波に乗ってきた感があります。

表題作『天魔』は、魔性の天才剣士と親子の戦いで、

手に汗握る力作です。

小兵衛の老練さはさらに増し、大治郎の剣の力は、

日に日に、強くなっていきます。

また、美貌の女剣士、佐々木三冬と大治郎の

恋の行方も、気になるところです。

面白いので、あっという間に読み進みます。

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池波正太郎 「陽炎の男」 剣客商売三

池波正太郎 「陽炎の男」 剣客商売三

七篇の短編が収められていて、どれも面白いのですが、

大治郎が剣友のために一肌脱ぐ、『婚礼の夜』、

小兵衛が町人の味方となる、『深川十万坪』などが、

面白かったです。

表題作、『陽炎の男』では、女剣士三冬の理想の相手が、

ゆっくりと、実体化していく、なかなかの一篇。

続きが気になるので、先に進みたいと思います。

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池波正太郎 「辻斬り」 剣客商売二

池波正太郎 「辻斬り」 剣客商売二

秋山小兵衛、大治郎親子の剣客物語、二作目の短編集。

頑固親父の切り盛りする酒屋と、小兵衛の交流を描いた、

『鬼熊酒屋』や、小兵衛が夜道で狙われるところから、

江戸の闇の悪事を暴く、表題作『辻斬り』などをはじめ、

前作『剣の誓約』において、大治郎の師を討った、

伊藤三弥が、右腕の復讐に親子に襲い掛かる、

『妖怪・小雨坊』など、あっという間の一冊でした。

続きが、気になります。

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池波正太郎 「剣客商売」 剣客商売一

池波正太郎 「剣客商売」 剣客商売一

池波氏の新しいシリーズにとりかかりました。

連作短編なので、ならではの面白さです。


小柄な老剣士秋山小兵衛と、その息子大治郎を中心に、

小兵衛の若い妻おはる、男装の剣士佐々木三冬など、

個性的なキャラクターが18世紀の江戸を舞台に、

さまざまな物語を展開します。


連作短編なので、さまざまな過去が絡み合い、

また新しい物語が生まれてくる様子がよくわかり、

お話に引き込まれていきます。


個人的には、小兵衛の同門、弟弟子であり、

大治郎の第二の師でもある剣士と、

その長年のライバルの生き様を問う、『剣の誓約』や、

剣士ゆえに、強い相手と戦ってみたいという、剣客物語、

『まゆ墨の金ちゃん』などが面白かったです。

これからの大治郎の成長が、楽しみです。

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池波正太郎 「あばれ狼」

池波正太郎 「あばれ狼」

初期の頃の短編集です。

面白くて、あっという間に終わってしまいました。

前半三篇は連作の股旅物で、後半は真田ものでした。

もう少し書きたいのですが、ご報告まで。

真田太平記も、気になるところですが、

いつになることやら…

がんばります。

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池波正太郎 「闇は知っている」

池波正太郎 「闇は知っている」

中篇、でしょうか。

面白かったので、あっという間に読みました。


17歳の僧侶、隆心は、自分をだました後家を絞殺し、

寺を飛び出し、無頼の暮らしに身を投じる。

名を変え、殺し屋となった美貌の剣士と、

江戸の暗黒街の世界が、たまりません。

方々に顔を出す、香具師の元締も登場します。

引き続き、読んでいきます。

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池波正太郎 「原っぱ」

池波正太郎 「原っぱ」

伊坂氏から浮気して、池波氏を読んでいます。

六十代の劇作家が主人公の、池波氏の小説。

劇作家の牧野、娘の杉江、その子供の高男の

三人が中心となり、失われ行く東京への、

著者の寂しさが伺える作品、中篇ですね。

面白かったです。

今読んでいる伊坂幸太郎氏と、カットバックの手法が、

似ていることには気がついていますが…

また改めて…

明日もがんばります。

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池波正太郎 「青春忘れもの」

池波正太郎 「青春忘れもの」

雑誌に一年間連載された、池波氏40代の自伝的作品。

いつもの軽快な語り口に、あっという間に読み終わりました。

戦前の幼少時代から、戦争、戦後という激動の時代を

持ち前の負けん気で生き抜いてきた、氏のお話は面白いです。


子どもの頃から、叔父の影響で師匠の長谷川伸との

小さなつながりがあり、戦後保健所に勤めながら、

戯曲を書いていく様子がよくわかり、

親友である井上留吉との20年ぶりの再会など、

氏の小説への一途な取り組みが伝わる作品でした。


年をとってからの自伝的作品にはない、さらりとした

お話でした。

また改めて、氏の作品に向き合ってみようと思います。


今月は、蔵書整理で読書が少し減少してしまいましたが、

また、こつこつと読んでいきます。

通勤の時間が少し長くなりそうなので、

来月は、多くなるといいですね。

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子母澤寛 「新撰組始末記」

子母澤寛 「新撰組始末記」

三部作の第一作目、やっと読み終わりました。

「新撰組物語」、「新撰組遺聞」、もご参照ください。


面白かったですね。皆さんが、なぜ新撰組に

とりつかれるのか、遅まきながら解った気がします。

これからも、読んで行きたいと思います。

やはり、明治を生きた、副長助勤永倉新八が、

気になる人物なので、本人の著作、周辺の本を

探してみたいと思います。

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池波正太郎関連の本

新撰組関連と平行して、いくつか池波正太郎関連の

本も集めはじめていますので、今日はそのことを。

平凡社 「池波正太郎の世界」 コロナ・ブックス、

世田谷文学館 「池波正太郎の世界展」、など

池波正太郎の小説世界のみならず、氏の小説への

スタイルへと迫る図録系を購入いたしました。

世田谷文学館では、平成16年に展示をやっていたそうで…

その頃は、時代小説に見向きもしない頃で…

惜しいことをしましたが、せめて図録だけでもと思い、

手に入れました。

ちょびっとづつではありますが、集めていこうと思います。

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池波正太郎 「近藤勇白書」

池波正太郎 「近藤勇白書」

京都に行きながらの、新撰組関連作品は、

なかなか、刺激的です。

とはいっても、観光ではなく、二条城付近まで

行ったものの、壬生にまではいけなかったのですが…

次回、機会を見つけて行ってみます。


近藤勇の人物像が、ある意味淡々と書かれていて、

非常に面白かったです。

子母澤寛の新撰組三部作や、

池波氏の「幕末新撰組」など、予備知識が増えた

せいもあるかとは思いますが…


近藤勇、土方歳三が生まれ育った、多摩地域に

生活拠点を置くものとしては、今まで知らなくて、

どうも、すいませんという感じです。


続いて、子母澤寛 「新撰組始末記」を読み始めました。

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子母澤 寛 「新撰組物語」

子母澤 寛 「新撰組物語」

池波正太郎氏からのつながりで、

新撰組三部作の三作目、読みました。

稗田利八翁の聞書、近藤勇の最期を描いた『流山の朝』や、

近藤勇と土方歳三の会話が、当時を彷彿とさせます。

もちろん、子母澤氏の物語としての面もあわせもつので、

すべてを鵜呑みにするわけにはいきませんが、

新撰組の世界が確実に伝わってきて、

これが基本の教科書となっている理由もうなずけます。

過去、「新撰組遺聞」は、こちら


次は、一作目「新撰組始末記」を読んで、

それから、永倉新八の「新撰組顛末記」、

池波正太郎の「近藤勇白書」に進みたいと思います。

この際だから、いろいろな新撰組を読んでみたいですね。

子母澤寛 「新撰組始末記」、追加しました。こちら

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子母澤 寛 「新撰組遺聞」

子母澤 寛 「新撰組遺聞」

池波正太郎氏の先輩にあたる、大御所の

新撰組三部作の第二作目。

第一巻、「新撰組始末記」がほしかったのですが、

書店になかったので、邪道ながら途中から。

池波氏のエッセイなどの中で、子母澤氏のひととなりや、

お話を聞いていて、池波氏も参考にした書物だけに、

非常に面白かったです。

聞き書き、という体裁をとっていはいますが、

それが垂れ流しではなく、非常にさらりとしていて、

しかし、的確に情景を思い浮かべることができて、

旅先の電車の移動時間を忘れるほどに、

あっという間に読み進んでしまいました。

一巻、三巻「新撰組物語」も、当然読み進みます。

京都にいながら、京都の新撰組のお話を読むのは、

やはり、刺激的でした。

新撰組めぐりで京都へ行くのも、面白そうですので、

いつか必ず行ってみます。


新撰組始末記」、「新撰組物語」、追加しました。

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池波正太郎 「西郷隆盛」

池波正太郎 「西郷隆盛」

西郷隆盛の生涯を追った、中篇。

新撰組のお話から、幕末明治維新にかけて興味が

湧いてきているところなので、あっという間に読み終わりました。

歴史の教科書では、西郷隆盛の事はあまり触れられておらず、

どういう人なのか、ということに疎かったのですが、

薩摩のお家事情や、2回の島流しなどを受けながらも、

大きな存在としての西郷が、面白かったです。

西郷さんといえば、上野の西郷さんの銅像が、

奥さんいわく、えらく似ていない、という話が有名ですが、

実際のところ、どうなのでしょうか?

興味が湧いてきたので、調べてみます。

また、幕末明治関連の本を、読んでいきます。

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池波正太郎 「賊将」

池波正太郎 「賊将」

6篇の短編集。というよりは、応仁の乱を書いた

『応仁の乱』が中篇といってもいい作品で、

力の入った作品でした。

面白く、あっという間に読み終わりました。

『秘図』では、絵を中心にした男女の物語が展開し、

表題作『賊将』では、幕末~明治の桐野利秋を書き、

その後の「人斬り半次郎」(未読)へと膨らんでいきます。

昨日、池波正太郎記念文庫を訪れたこともあり、

池波氏の作品を読みながらも、いつ書かれたものなのか、

年表的なことが気になります。

この作品群は、直木賞受賞直後のものだそうで、

氏のこれから、という意気込みと野心が伝わってきます。

今年も、池波作品を読み続けること、間違いなしです。

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池波正太郎 池波正太郎記念文庫へ

本日は、上野方面に用事があったので、

台東区にある、池波正太郎記念文庫を訪問しました。

書斎の復元や、著作・自筆原稿・絵画などが展示してあり、

池波氏の執筆の様子を垣間見ることができました。

よく、エッセイなどで忙しくて元日から働いて、

年末だけ少し休む、という話を聞いていましたが、

長編の年表を見る限り、確かに忙しそうで、

作家の大変さを感じました。

信州上田にも、真田太平記館があるそうなので、

いつか小説も読んで、行ってみたいですね。

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池波正太郎 「幕末新撰組」

池波正太郎 「幕末新撰組」

池波氏の、新撰組関連の長編。

剣術では近藤勇以上と噂された、永倉新八に焦点を当て、

新撰組の活躍を追いかけます。

永倉新八という人物に引き込まれて、あっという間に読み終わり。

新撰組の活躍という歴史的事実を背景に、

新撰組の人々の生き方を、永倉新八の目からじっくりと見ていて、

有名な新撰組の、異なる側面が見えて、新鮮でした。

永倉新八は、77歳まで明治時代を生きた貴重な人で、

永倉氏自身、「新撰組顛末記」など、当時のことを

書き残しているので、さらに調べて読んでみたくなりました。

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池波正太郎 「乳房」

池波正太郎 「乳房」

移動中に読む本がなくなって、あわてて購入。

よく知らずにページをめくっていたら、

鬼平こと、長谷川平蔵登場…

鬼平犯科帳の外伝ともいうべき作品でした。

とはいえ、面白かったです。

題材は、過去に短編で読んだ、

男に「不作の生大根」といわれていた女の、

流転の人生を軸に、江戸の人々の生き様が、

たくさん詰め込まれています。

この感じで行くと、鬼平もすんなりいけそうなので、

今年は行ってみようかと考えています。

まあ、気長に行きます。

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池波正太郎 「あほうがらす」

池波正太郎 「あほうがらす」

2008年の1冊目は、池波正太郎氏の短編集。

11篇の短編が収められています。

短編集ばかり読んでいるので、さすがに重複するものが

出て来ていますが、読み直しても、面白いです。

表題作、『あほうがらす』は、裏社会の人々を

巧みに書いています。

『狐と馬』は狐がとりついて、人が変わるという、

ユーモラスな作品。

今年は、シリーズ物にも手をつけたいのですが、

さて、どうなるか。

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池波正太郎 「殺しの掟」

池波正太郎 「殺しの掟」

9編の短編集で、仕掛人藤枝梅安シリーズの

前身となる作品集。

どれも面白く、あっという間に読み終わりました。

「梅雨の湯豆腐」では、梅安シリーズでもおなじみの、

彦次郎が、仕掛人として登場します。

その他、仕掛人と、その周囲の人々が登場します。


次は、ちょっと池波氏を離れ、

柴田よしきさんを読んでいます。

また、ご報告いたします。

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池波正太郎 「男の系譜」

池波正太郎 「男の系譜」

小説というよりも、語り下ろしという、異色の一冊。

戦国・江戸・幕末維新の男達の生き様を、

池波氏が熱く語り、それを一冊の本にまとめたもの。

短編集のようで面白かったのですが、

口語調なので、短編集と比べると、

ちょっと違和感があります。

番外編で、女性の話もあり、構成的には

面白かったのですが、

やはり、その膨大な知識から生み出される物語、

言葉から、筆へと写された池波作品が、最高です。

しかし、氏の講演などを聴いたことがないので、

聞いたことのある方には、イメージがさらに

湧くのかもしれません。

とはいっても、氏の知識の量には、瞠目です。


次も、池波正太郎の短編集を手に取ります。

年末年始、忙しい合間を縫って、読書を続けます。

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池波正太郎 「上意討ち」

池波正太郎 「上意討ち」

11篇の短編集。

非常に読み応えのある一冊でした。

身分社会である武家社会の葛藤を中心とした、

男と女が織り成す物語。

表題作、『上意討ち』では、自分ではなく、

殿様の仇討ちを命じられ、追いかけはするものの、

相手を討つ気にならない武士を描きます。

そのほか、新撰組関連も充実。

明治の世に生き残った、永倉新八のお話、

『龍尾の剣』が面白く、新撰組の話を

読んでみたくなりました。


どうも、休みというと、疲れが出るのか、

読書が進むので、ブログ的にはいいのですが…

次も、池波氏の作品を読んでみようと思います。

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池波正太郎 「武士の紋章」

池波正太郎 「武士の紋章」

8編の短編が収められています。

表題作「武士の紋章」では、真田幸村の妹を娶り、

徳川幕府ににらまれながらも、飄々と生きる

滝川三九郎を描きます。

真田幸村・信之などの真田もの、安兵衛の、

高田馬場の決闘など、時代物も面白いです。


しかし、今回は後半の、相撲を扱った『三根山』、

植物学者、『牧野富太郎』などの現代ものが、

非常に面白かったです。


世界的な植物学者、牧野博士については、

池波氏は舞台のために、95歳を過ぎた牧野氏自身に会い、

早くにして亡くなった愛妻との、研究に費やした貧乏時代を、

直接聞いている様が描かれます。

初期の頃の作品で、いろいろなお話が、

テンポよく、盛り込まれています。


次もまた、池波氏の短編を読もうと思います。

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池波正太郎 「夢の階段」

池波正太郎 「夢の階段」

池波氏の初期の頃の、現代物の短編集。

師である長谷川伸氏の会に出入りしていた頃の作品で、

戦後の中、たくましく生きる人々を描きます。

中でも、母親や弟さんのことなど、戦争体験、税務署も含めて、

池波氏の実体験が色濃くベースになった作品群です。

もちろん、池波氏独自の文体はすでに構築されつつあり、

舞台を戦国や江戸に移せば、そのまま後期の作品群と

結びついていきます。

非常に面白かったです。まだまだ、現代物もあるようなので、

探して読んで行きたいです。


次も、戦国物の池波氏の短編を手に取りました。

今年も、池波正太郎で年が終わりそうです。


でも、一緒に占い関係の本も買ったので、

また更新していきます。

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今年の池波正太郎作品

今日は、今も読んでいる、池波正太郎作品について。

過去に、映画・食にまつわるエッセイは読んでいましたが、

今年に入って、歴史・時代物を読みはじめました。


11月までの読書、59冊中、23冊が池波正太郎の作品で、

その比率の高さは、結構なものです。

昭和を語るエッセイも入っていますが、時代物中心です。

個々には、池波正太郎参照。

短編集が多いのですが、戦国ものから江戸、幕末まで。


なかでも、11月の後半からは「仕掛人 藤枝梅安」シリーズを

手に取り、その面白さに、のたうち回っています。

あっという間に読み終わってしまったのが、面白さを如実に示します。

シリーズ後半では、「鬼平」や「剣客」との接点も提示されており、

興味は尽きません。


シリーズものとしては、「鬼平」、「剣客」、「真田太平記」ですが、

どれから手をつけたものかと…今から悩んでいます。

「剣客商売」の番外編「まんぞく、まんぞく」など、それと知らずに、

読んでいる自分がいました。


著作リストを調べたら、自分の貧弱な読書ペースでは、

なかなか読み終わらないほど、膨大なものがあります。

今年残りと、来年、再来年と、読み続けて行きたいですね。

しばらくはまた、短編集から、攻めて行きます。

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池波正太郎 「おせん」

池波正太郎 「おせん」

女性を主人公にした、13篇の短編集。

江戸に生きる女性像を、さまざまな角度から、

筆者の独自の視点で描きあげます。

非常に面白かったです。

敵討ちから、ねこのお千代まで、

楽しく読めました。

この独特の文体は、やはり

戯曲などで鍛えたものなのでしょうね。


次も、池波氏の短編を読む予定です。

今月は、池波氏の小説しか、読んでいない自分がいます。

というか、今年から読みはじめた池波作品に、

どっぷりと、はまっております。

結構な冊数読んでいますね。

また、その辺もあらためて、ご報告いたします。

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池波正太郎 「谷中・首ふり坂」

池波正太郎 「谷中・首ふり坂」


短編集で、11篇収録。

粒ぞろいとはまさにこのこと。


『尊徳雲隠れ』では、民衆を味方につけた、

二宮金次郎の、人間的な一面を描きます。

『夢中男』では、父の敵を討つために、

自分の知らなかった一面を見る男を描き、

『伊勢屋の黒助』は、池波氏の好きな、

ねこのお話。いいお話です。

『内藤新宿』では、新宿のかつての面影を

丹念に追いかけています。

内藤新宿には、自身も思い入れがあり、

楽しく読ませてもらいました。


池波氏の著作リストを調べていて、

その量に、圧倒されています。

来年も、気長に読んでいきたいですね。

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池波正太郎 「黒幕」

池波正太郎 「黒幕」

11編の短編が収められています。

どの作品も短いながら、読みごたえがありました。

この短編から、多くの長編や、真田太平記に

つながっていくのかと思うと、非常に面白い一冊でした。


『雲州英雄記』 尼子家の豪傑、山中鹿之助。

「英雄にっぽん」と同じ題材です。

そのほか、戦国時代を中心に、真田ものなど、よりどりです。

表題作、『黒幕』は、家康に仕える山口新五郎の

歴史の表に出ない活躍を描き、

一方唯一の幕末もの、『開化散髪どころ』では、

かつて戦ったもの同士の桐野利秋と、

散髪屋を開いた助三郎の出会いを描きます。


次も、池波正太郎氏の短編です。

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池波正太郎 「梅安冬時雨」

池波正太郎 「梅安冬時雨」

仕掛人、藤枝梅安シリーズ7作目、

最終作にして、絶筆。


白子屋菊右衛門とのしがらみで、

仕掛人に追われる身となった梅安。

鍼医者としての仕事もほとんどできなくなり、

仕掛人としてのしがらみを果たしたとき、

その心境に大きな変化が現われます。

物語りも佳境にさしかかり、さあ、

梅安と彦次郎がいつものように…

というところで、物語は絶筆となっています。


もちろん続きが非常に気になるのですが、

こればかりはどうしようもありません。

他の人が話を引き継いでも、

やはり、それはまったく別の話になってしまいます。


しばらくは、梅安の余韻に浸りながら、

映画などつまみ食いして(笑)、短編集を読み、

それからまたシリーズものにチャレンジしたいです。


何度も書いていますが、また時間を置いて、

再び梅安シリーズも読み直します。

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池波正太郎 「梅安影法師」

池波正太郎 「梅安影法師」

仕掛人、藤枝梅安シリーズ6作目、

白子屋菊右衛門との戦いの後に、

その恨みから梅安一行は付け狙われます。

おちおち、商売もしていられないような状況、

しかし表の鍼医者としての梅安は、いつでも

苦しむ人の味方です。

物語が、追うものから追われるものへと、

大きく転換していきます。

非常に面白いです。

次巻が最終巻(絶筆)ですが、物語は

大きなうねりとなって、止まりません。

たまりません。


最近、朝に更新するのが、日課になりました(笑)

でも、毎日更新できるので、いいかもしれませんね。

この調子で、今年は乗り切りたいですね。

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池波正太郎 「梅安乱れ雲」

池波正太郎 「梅安乱れ雲」

仕掛人、藤枝梅安シリーズ5冊目。

白子屋菊右衛門との、息詰まる戦い。

ルールなどない白子屋の振る舞いに、

ついに、梅安の怒りが炸裂します。

梅安を気遣う、彦次郎と十五郎、

あつい友情の話でもあります。

前にも書きましたが、このシリーズ、

話にぐいぐい引き込まれて、駆け足で読んでしまうので、

もう一度、今度はゆっくりと読み直したい作品です。

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池波正太郎 「梅安針供養」

池波正太郎 「梅安針供養」

仕掛人、藤枝梅安シリーズ四作目、

シリーズ初の長編です。

とにかく、面白いです。

今まで、いろいろな人に薦められていたのに、

何で読まなかったのだろうと、後悔しています(笑)


シリーズ短編から長編へ、あるいはその逆に

長編から短編へというお話は、

ともすればいろいろ無理が出てくるものですが、

そんなこともなく、すっきりと仕上がった作品でした。

非常に面白かったです。


今回は、それなりに名のある武家の奥方を仕掛けるため、

梅安、彦次郎、十五郎が暗躍します。

三人の身に起ころうとすることを、

そこかしこに含まれた伏線が暗示していて、

ぐいぐいお話に引き込まれていきます。


続きが気になるので、今日は帰りに本屋に寄ります。

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池波正太郎 「梅安最合傘」

池波正太郎 「梅安最合傘」

仕掛人 藤枝梅安シリーズ三作目、短編集。

とはいうものの、前後の話は時系列はつながっていて、

いつもの面々が活躍し、今回もあっという間に

読み終わりました。面白いです。

道場の跡継ぎ問題から、流浪を余儀なくされ、

梅安たちと同じ道に踏み込みはじめた、

十五郎のその後が、気になって仕方がありません(笑)。


駆け足で一度読んで、また、ゆっくりと手に取りたいような、

そんな作品群です。

池波氏の絶大なる人気の秘密を垣間見たような、

そんな気分になりました。


次の作品はシリーズ初の長編、楽しみです。

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池波正太郎 「梅安蟻地獄」

池波正太郎 「梅安蟻地獄」

仕掛人、藤枝梅安シリーズの第二作目。

やはり、短編集です。

表の、人を救う鍼医者としての梅安と、

裏の冷めた目つき…たまりません。

彦さんや、十五郎、おもんといった脇も渋いです。

とにかく面白いです。


そして、やはり料理の描写も面白く、

珍しく食欲の湧くお話でした。

四作目まで、購入しました。

次回作もやはり短編集ですが、

四作目の「梅安針供養」は、初の長編だそうです。

今から、楽しみです。


それにしても、今月は思ったよりも読書が進んでいますが、

吸血鬼、ファンタジー、対談集、ガラス瓶、ミステリー、

池波正太郎、と相変わらずな混沌具合…

まあ、それはそれで面白いのかな、とも思うのですが…

いかがでしょうか…?

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池波正太郎 「殺しの四人」

池波正太郎 「殺しの四人」

藤枝梅安シリーズの、第一巻。

四編の短編が収められていますが、

あっという間に読み終わりました。

面白かったです。

梅安と、彦さんのかけあいが、

なんとも楽しいです。

かなり虜になっています。

シリーズの続きが気になって、

明日にでも、本屋に行きたいところです。

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池波正太郎 「若き獅子」

池波正太郎 「若き獅子」

表題作、『若き獅子』の高杉晋作、

小栗上野介、松平容保、葛飾北斎、新撰組など、

江戸時代を生きた人々を活写する、歴史エッセイ集。

幕末の話が中心で、過去に読んだ「戦国と幕末」と、

セットで読むと面白さが増すと思います。


買った本

関野吉晴 「関野吉晴対談集-グレートジャーニー1993~2007-」

やっと、風邪が抜けてきたので、

また、更新していきます。

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池波正太郎 「作家の四季」

池波正太郎 「作家の四季」

文庫収録初エッセイの5冊目、

どうやら、これで一段落みたいです。

年代順に5冊並んでいて、

どれも面白いのですが、

今回は、その最晩年の時期のものです。

面白かったです。

海外のこと、映画のことなど、

相変わらず、池波節が健在。

気学の先生から、80までは生きるといわれ、

そのつもりだった池波氏、

もう少し長生きしていたら、

また違った話が読めただろうと思うと、

残念でなりません。

池波氏の作品は、読み続けていきます。

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池波正太郎 「新しいもの古いもの」

池波正太郎 「新しいもの古いもの」

未収録エッセイの4冊目、フランスに行ったりする、

エッセイでも読むことのできる時代(昭和50年代)

になってきました。

でも、連作エッセイでは語られないことが

そこかしこにちりばめられていて、

あっという間に、読み終わりました。

面白いです。


新しいものは、常に古いものから生まれる、

という氏の言葉通りで、戦後昭和という、

あわただしい時代の中で、戯曲からはじまり

時代小説を書いていた池波氏の、エネルギッシュな

スタイルをうかがえる一冊です。


池波氏の師匠、長谷川伸氏の小説も、

読んでみたいですね。

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池波正太郎 「わが家の夕めし」

池波正太郎 「わが家の夕めし」

池波氏の文庫初収録エッセイ、表題から、

食べ物づくしを想像しますが、

それだけにとどまらないのが、氏の魅力。

軽妙な文章のおかげで、やはり、

あっという間に読み終わりました。


以前、池波氏の食べ物エッセイに誘われて、

日本橋三越の、特別食堂まで、

うなぎを食べに、足を運んだことを思い出しました。

おいしかったなあ…

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池波正太郎 「剣法一羽流」

池波正太郎 「剣法一羽流」

池波氏の短編集、7編収録。

表題の剣法物、敵討ちなど、江戸物4編、

『冬の青空』、『小泉忠男の手』、『土俵の人』など

3篇の現代物も収録されています。

それぞれに、喧嘩っ早い運転手、

腕のいい歯医者ながら、ストレスを抱える男、

相撲取り、を題材にしています。

昭和30~40年代のエッセイを読んでいることもあり、

こちらの現代小説も、池波氏の若かりしころの事が

織り交ぜられているように感じられ、面白く

読めました。


現代を始点に江戸を書くのか、

江戸を始点に現在を書くのか、

といった、池波氏の視点のあり方を、

みることができたような気がします。


まだ、しばらく池波熱は続くと思われます。

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池波正太郎 「わたくしの旅」

池波正太郎 「わたくしの旅」

文庫収録初エッセイの二冊目、

旅の電車の中で、あっという間に読み終わりました。

各地での思い出が、面白いです。

九州にいってみたいなとか、旅に誘われる

おすすめの一冊です。


次は食べ物の話のようなので、

こちらも期待しています。


池波正太郎というと、やはり

江戸、酒と食べ物、旅、舞台(映画も含む)というのは、

切っても切れないものだと感じます。

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池波正太郎 「おおげさがきらい」

池波正太郎 「おおげさがきらい」

文庫版初収録のエッセイ集

どれも短いものばかりで、長くても4・5頁ながら、

その完成度は、うならせるばかりです。

食べ物のこと、作家になる前のこと、

作家になってから、役に立った体験などを、

きれいに振り返っています。

連作短編ではなく、単発で発表したものばかりですが、

年代ごとに並べると、作者のそのとき、

その時代を切り取っていて、

非常に面白いです。

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池波正太郎 「抜討ち半九郎」

池波正太郎 「抜討ち半九郎」

七編を納める短編集。

面白いです。

『女と奸臣に滅ぶ沼田城』は、沼田万鬼斎のお話、

前回の「まぼろしの城」の、エッセイ風の一編で、

史実に沿った話のようで、のちの「まぼろしの城」では、

どのように肉付けされたのかわかる、面白い読み物です。

そのほか、間者や敵討ちの話で、

いろいろな長編小説の、元になったような、

凝縮された一冊です。

さらに、いろいろ読んでみます。


暑さも…一段落してくれるといいのですが…

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池波正太郎 「まぼろしの城」

池波正太郎の中篇。

戦国のはじまり、上州沼田を本拠とする沼田万鬼斎と

側妾として仕えるゆのみと、その父で野心家の新左衛門。

万鬼斎の息子たちと、ゆのみとその子、父が城主の座をかけて

覇権を争い、戦国の混乱に飲み込まれていく様子を書く。

面白い一冊でした。


次も、池波正太郎の予定でおります。

暑いですが、負けないようにがんばります。

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誤字・脱字…

キーボードと、ディスプレイだと、

自然と多くなります…笑

恥ずかしい限りですが…

問題ありましたら、ご指摘ください…

今日も、原田佐之介の「佐」を、「左」と書いていましたので、

恥ずかしながら、訂正いたしました…

気をつけますが、気付いた方、ご一報ください…


今日は図書館に行って、いろいろ調べました。

更新、読書、がんばります!!

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池波正太郎 「卜伝最後の旅」

池波正太郎 「卜伝最後の旅」

池波正太郎の短編集、6編が納められています。

表題作、『卜伝最後の旅』も、剣聖の知られざる戦い方を書いて、

非常に面白いです。

『北海の男』では、再び間宮林蔵の、シーボルト事件以来の、

隠密活動と晩年が書かれています。

『剣客山田又蔵従軍』では、人切り半次郎こと、

桐野利秋に惚れ込み、

西郷隆盛、桐野とともに西南戦争を垣間見る、山田又蔵を書きます。


前回の作品集からも、明治維新前後の近代史に興味が

出てきているので、

その辺の作品を、続けて読んでいきたいです。

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池波正太郎 「炎の武士」

池波正太郎 「炎の武士」

短編集で、四本の短編が収められています。

表題作、『炎の武士』では、武田軍に囲まれた城を

脱出する、一人の武士の戦いを書く。

『色』では、土方歳三の京都での色を書き、

『北海の猟人』では、間宮林蔵の樺太探検、

『ごろんぼ佐之助』では、新撰組の隊士、

原田佐之助を、それぞれ生き生きと書きます。

後半の三人は歴史の教科書にも出てくるような

人物たちですが、ぼくは不勉強でほとんど知らず、

ただ、これをきっかけに幕末の動乱に興味がわきました。

新撰組の長編なども書かれているので、

読んでみたいと思います。

大満足の一冊です。

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池波正太郎 「戦国と幕末」

関ヶ原の合戦、忠臣蔵、新撰組を軸とした、

なんともいえないテイストの、歴史エッセイ。

なんともいえないというのは、非常に魅力的な、

という意味で、非常に面白いです。

軽妙な語り口に、ぐいぐい引き込まれて、

あっという間に読み終わりました。

個人的には、古代(奈良・平安)を中心としている人間なので、

どちらかというと、幕末は守備範囲外でしたが、

池波氏の新撰組のお話も、読んでみたくなりました。

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池波正太郎 「英雄にっぽん」

尼子氏に仕え、尼子党を率いる快男児、山中鹿之助のお話、

毛利に敗れ、故国復興を目指す鹿之助は、織田信長の配下となり、

戦いに明け暮れる。

なんともいえない、鹿之助を中心とする人物群像が、

非常に面白いです。

歴史小説の楽しさを再認させてくれる一冊です。

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池波正太郎 「にっぽん怪盗伝」

泥棒さんを中心にした短編集…

鬼平こと、長谷川平蔵、「鬼平犯科帳」とも、

密接につながるお話です。

「鬼平」も、そろそろいってみようかと思います。

仕事は、明日で一段落の予定です。

がんばります。

更新も、がんばります。

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池波正太郎 「元禄一刀流」

池波正太郎 「元禄一刀流」

電車通勤なので、読書が進みます(笑)

元禄一刀流、短編集です。

題名の作品は、忠臣蔵をめぐる、

浅野、吉良、両家に別れてしまった、

道場の兄弟弟子のお話。

この作品のみならず、

仇討ちに対して、討たんとするほうと、

討たれるほうと、両者の視点が入り乱れ、

池波氏の文才にうなる一冊です。

前回の「熊田十兵衛の仇討ち」とも同時期の作品で、

非常に読み応えのある一冊です。

個人的には、新陰流の開祖、上泉伊勢守の

剣聖としてではなく、戦国武将の時代に的をあてた

『上泉伊勢守』が、好きです。

あと、やっぱり仇討ち物ですが、『兎の印籠』、

「かたき討ち」が好きですね。

短編というか、本当に短い、エッセイのような作品が、

やはり、氏の作品の中では、ダントツな気がします。

これから、長い作品も読んでみます。

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池波正太郎 「熊田十兵衛の仇討ち」

池波正太郎 「熊田十兵衛の仇討ち」

短編集です。

非常に面白いです。

連作ではありませんが、仇討ち、あるいは

人間のつながりを書いた短編集です。

個人的には、うなぎの蒲焼をうまく小道具として使った

『顔』が好きです。

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池波正太郎 「まんぞく まんぞく」

池波正太郎 「まんぞく まんぞく」

男勝りの、女剣士のお話。

かつての事件がきっかけで、剣一筋の生活を送る

男装の剣士、真琴…

江戸時代、という社会、武家社会の構造が

わかる、面白い一冊です。

これからも、池波作品を続けて行きたいです。

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池波正太郎 「雲ながれゆく」

池波正太郎 「雲ながれゆく」

やっと、今月の一冊…

池波正太郎の「雲ながれゆく」…

非常に面白いです。

池波作品(三大作品)を読んでいないので、

邪道といわれてしまうかもしれませんが、

池波正太郎の書く、女性の視点から見た

江戸時代というものも、非常に面白いです。

続けて、女性物を読んでいきます。

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池波正太郎 「夜明けの星」

池波正太郎 「夜明けの星」

父の敵を探すうちに殺人を犯し追われる身となり、

闇世界の仕掛け人となった辰蔵…

辰蔵に父を殺された煙管師の娘お道

闇の世界で暗殺を繰り返す辰蔵と、

表の世界で健気に暮らしていくお道、

二人の運命のもつれ合いを書く中篇。

力作です。あっという間に読み終わりました。


実は、池波正太郎、時代小説はほとんど読んだことがありません。

「銀座日記」や、「散歩のときに何か食べたくなって」など

食にまつわるエッセイは、非常に面白く、なおかつ

懐かしい昭和の香りにひかれて、ほとんど読んでいますが、

かの有名な、「鬼平」、「剣客」、「梅安」などは、まだ手が出ていません。


時代小説は、今まではあまり読んできませんでしたが、

これからのお楽しみにしたいと思います。

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